大晦日の「第72回紅白歌合戦」は東京国際フォーラムに観客が入っての開催となり、平均世帯視聴率は34.3%(第2部、関東地区)を記録しました。
東京オリンピックで話題になった松平健、22回目の出場で初めてカバー曲を歌った氷川きよし、さらには「鬼滅の刃」の主題歌を歌い上げたLiSAら、2021年を象徴する歌声で盛り上がりました。
そんな今回の紅白歌合戦、文春オンライン読者が「一番良かったと思う歌手」は誰なのでしょうか。
そこで、文春オンラインのメルマガ読者に、今回の紅白で「良かったと思う歌手」を最大3組(1位=5点、2位=3点、3位=1点)挙げてもらいました。今回のアンケートは、2021年12月31日から2022年1月5日までの短い期間に、13歳から90歳までの幅広い層から総投票数1503票(男女比は、3:4)が集まりました。
40位から11位は前編で紹介しました。いよいよ「トップ10」の発表です。
◆ ◆ ◆
10位 まふまふ 「命に嫌われている。」
「歌ってる間目が離せませんでした。心に響いたという陳腐な言葉ではなく、心に刺さりました。自然と泣いていました」(50・女性)
「今の時代の背景にもあっていて心に響きました」(16・女性)
「あまりよく知らなかったが魂のこもったパフォーマンスを見て素晴らしいと思った。若い子が好きになるのがわかる気がした」(50・女性)
「必死に歌っている。生きている感じがして年甲斐もなく惹かれてしまいました」(49・男性)
「生きろ、というメッセージが胸に響きました。佇まいも美しかったです。カバー曲だけでなく、彼自身の楽曲を今、何度も聴いています。息子が触れている世界を、垣間見ることができて嬉しいです」(50・女性)
「ネットシーンの代表者、歌い手として歌うんだという強い意志を感じられ、また叫ぶような歌い方、心のこもった歌い方がすごくかっこいいなと思いました。とても感動しました」(16・女性)
「マスクを外したまふまふを見れて満足だった」(43・男性)
「上手いし感情くそこもってるし良かった」(17・男性)
「中学生の息子が唯一関心を示した。素晴らしいパフォーマンスだった」(48・女性)
「謎だが、時代に合ってるんだろうなあ」(73・男性)
「少し高齢のものにはびっくりの歌だった。でも凄かった」(59・女性)
8位 石川さゆり 「津軽海峡・冬景色」
「津軽海峡・冬景色は永遠の歌ですから」(81・男性)
「メロディーも歌詞も最高。もちろん歌唱力も」(73・男性)
「本来の紅白らしく、シンプルな演出と高価そうな衣裳」(58・男性)
「墨絵と合っていた」(65・男性)
「北海道へ年末連絡船でかえる人には実感がわかります」(82・男性)
「ラップと演歌のどちらのかっこよさも表現していたから」(19・男性)
「さすが安定感のあるすばらしい歌唱。演歌界の女王。バックの波の表現は歌唱をよりきわだてさせて良かった。新曲も聞きたい」(70・女性)
「ラップ調の歌い方がとてもうまく楽しかった」(42・女性)
「誰にもマネできない、さゆりさんの声じゃないと津軽海峡・冬景色では無い、と言えるくらいの歌声です。それに、長く歌っているにもかかわらず、伸ばしたり、短くしたりしないできちんと歌うところが素晴らしい」(73・女性)
「津軽海峡・冬景色をラッパーのKREVA、ギタリストのMIYAVIとコラボはかっこよすぎ!新曲でもやってほしい」(57・男性)
8位 YOASOBI 「群青」
「時代を感じさせていただいた」(65・男性)
「群青の大合唱は日本全国一つになるという感じがした。最後の『ありのままの…かけがえのないみんなだ!』は感動した」(56・男性)
「声が良い。良いって言うか好き。打ち込みみたいな感じ」(59・男性)
「YOASOBIがもう少しベテランになって、いつかトリを飾れる日が来たら、ぜひ『群青』を大勢のコーラス隊と共に歌ってほしい」(20・男性)
「現在の音楽シーンを象徴している第一人者と思います」(51・男性)
「ヒット曲だけは知っていたが、あまり歌っているところは見られなかったので見られてよかった」(51・女性)
「衣装が素敵だったし、一緒にパフォーマンスする人たちのワイワイ感が良かった」(37・女性)
「かっこいい。歌がいい。YOASOBIが好き」(15・男)
「とてもショー的でした。演出がはなやかで年越しの祭典にふさわしかったです」(66・女性)