大晦日に放送された「第72回紅白歌合戦」。例年の会場だったNHKホールが改修中だったため、東京国際フォーラムで開催された。前年は無観客開催だったが、今回は少数ながら観客を入れることも実現した。平均世帯視聴率は34.3%(第2部、関東地区)と前年から6ポイントダウンでしたが、2年連続の紅組勝利に盛り上がりました。

 中でも、東京オリンピックを機に再注目された「マツケンサンバ」は、オリンピック開会式のパロディ演出も含めて大きな話題になりました。また朝ドラ「カムカムエヴリバディ」主演の上白石萌音の歌も注目を集めています。

 

 そんな今回の紅白歌合戦、「文春オンライン」読者が「一番良かったと思う歌手」は誰なのでしょうか。

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 そこで、「文春オンライン」メルマガ読者に、今回の紅白で「良かったと思う歌手」を最大3組(1位=5点、2位=3点、3位=1点)挙げてもらいました。

 今回のアンケートは、2021年12月31日から2022年1月5日までという短い投票期間にもかかわらず、13歳から90歳までの幅広い層から、総投票数2076票(男女比は、3:4)が集まりました。

 昨年はメンバーの新型コロナ感染で出場辞退したSnow Manはジャニーズ5組の中で最上位となり、乃木坂46、日向坂46、櫻坂46の3組が出場した「坂道グループ」からもふた組が上位40組に入りました。

 前回1位だった氷川きよしや、上位常連のMISIAも高い評価を受け、藤井風、YOASOBI、まふまふらも若者の支持を得てベスト40入りしています。布袋寅泰や薬師丸ひろ子、石川さゆりらベテランもしっかり上位に食い込んでいます。

 まず、40位からランキング形式で発表します。

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40位 星野源 「不思議」

40位 星野源 ©文藝春秋

「派手で演出過多な印象があった今回の紅白で、ちゃんと歌を聞かせ、演出もそれに見合ったものと感じられた」(57・男性)

「優しい包み込むような歌声で、源さんの幸せのお裾分けをしてもらえたと思います。国際フォーラムのガラス棟も素敵な演出でした」(40・女性)

「音程や、リズムが取りにくい変わった曲だと思うけれど、これをきっちり歌いこなせる源さんは本当に上手い歌い手だ」(58・女性)

「昨今の若い出場者の中では、数少ない本当に歌のうまい人だから」(61・女性)

「日本人にはない音楽性とオリジナリティーが素晴らしい」(51・男性)

39位 SixTONES 「マスカラ」

「歌唱力の高さを改めて感じた。朝ドラの稔さんがいるグループだなんて知らなかったし雰囲気が全然違って驚いた」(20・男性)

「上白石さんといい、ドラマ出演者が紅白で歌うのっていいなと思いました。歌声も表現力も良いしカメラワークも良かった。現在の推し」(47・女性)

「ジャニーズ出場グループの中で、一番だと思えたのはSixTONESでした。かっこよさだけではなく、メンバー全員の高い歌唱力と色気溢れるダンスパフォーマンス」(54・女性)

「楽曲の良さと歌唱だけで持たせるジャニーズはSixTONESしかいないんじゃないでしょうか」(48・女性)

「カムカムエヴリバディで松村北斗くんがブレイクして応援しているから」(30・女性)

38位 BiSH 「プロミスザスター」

「初出場ながら堂々と生歌で歌っていた」(28・女性)

「解散前にみれてよかったです」(44・女性)

「強い」(19・男性)

「念願の紅白というのが伝わってきて良かった。解散するの残念です」(33・女性)

37位 三山ひろし 「浮世傘~第5回 けん玉世界記録への道~」

「やはりけん玉は最強のコンテンツです」(68・男性)

「そろそろじっくり歌に集中させてあげたいね。演歌歌手なんですから」(65・女性)

「けん玉成功して良かったです。でもドキドキするので、そろそろやめてもいいかなと思います」(65・女性)

「けん玉競技ギネス記録更新。歌も自然体でよかった」(73・男性)

36位 東京事変 「緑酒」

36位 東京事変(公式Twitterより)

「天才的音楽センス。見せ方へのあくなき探究心。メンバー全員の個性に敬服」(57・男性)

「和装が良かった。演奏技術も流石」(16・男性)

「派手な演出ではあったが、それに負けることのない東京事変らしいトガった歌詞とパフォーマンスをやり切って見せた」(57・男性)

「最後の桜吹雪が凄すぎた」(39・男性)