ボビーから暴言「借金もわけてあげる」「これは戦い」
妻は学校へ通う子供たちのことを考えて「引っ越せない」と断った。しかし、ボビーは妻らが家を出ないなら《(妻とボビーが取締役を務めていた)映画企画会社B社名義で2000万円、(妻が代表を務めていた)不動産会社C社名義で2000万円を借りるように》と迫ったのだという。つまり、自宅の売却に応じないのなら借金の片棒を担げ、ということなのだろう。ちなみに妻は、C社の設立と自身が代表となっていることを、この時に初めて知ったと主張している。
暴行事件が起きる前日の同年5月15日、3日間自宅を留守にしていたボビーが帰宅。そこで子供からの挨拶がなかったことに腹を立てて、妻と子供たちが住む自宅2階のガスを無断で止めた。
夫婦関係はすでに危機的な状況にあったが、事件当日、ボビーは妻に《「実家に戻るか、離婚届を出すか」》と迫り、こう暴言を浴びせ威嚇した。
《「借金もわけてあげる」》
《「これは戦い」》
《「早く(離婚届を)出せよ」》
そして、ついには暴行事件へと発展してしまったのだ。
「ボビー怪しいんだよね。女がいるかも」
ここまで夫婦関係が壊れてしまったきっかけについて、妻は《2016年2月から夫婦関係が険悪になり、夫婦の会話はメールを通してだった》としている。2016年2月、ボビーに女性歯科医との不貞疑惑が発覚したという。この疑惑については、「週刊女性」(2021年6月15日号)でも触れられている。
当時、妻は長女、次女、三女の留学先であるオーストラリアに滞在していた。次男を妊娠中で、臨月だった。
《二男ステップを妊娠中の際、ボビーが千葉の御宿に所有する別荘の近所に住む知人女性をオーストラリアによこした。知人女性がオーストラリアに到着するなり、原告(妻)に対して「ボビー怪しいんだよね。女がいるかも」と告げた。その女性曰く、平成28(2016)年1月下旬の朝、別荘に被告(ボビー)の車が停めてあり、挨拶に行くと、被告がその女性歯科医と共に別荘から現れ、「今から急に東京へ戻らないといけないからゴミを捨てておいて」と頼み、その女性歯科医をファーストネームで呼び捨てにして、助手席に乗せて走り去った。それまでも度々、女性歯科医を別荘に連れて来ており、親しい様子だった》