かわいらしい5人の子供たちに囲まれ、仲睦まじい親子としてバラエティー番組に出演し、お茶の間に親しまれていた人気外国人タレントのボビー・オロゴン(55)。しかし2020年5月、ボビーは自宅で妻に暴行したとして逮捕され、2021年5月には暴行罪で罰金10万円の判決が言い渡された。
文春オンラインの取材で、テレビ番組にも登場したボビー一家が暮らしていた豪邸が、現在は売りに出されていることがわかった。豪邸は「相場に対しては格安」(不動産会社関係者)で売りに出されており、家具や子どもによる落書きなど、そこかしこにいまだボビー一家の気配が残っていた(#1)。
暴行事件から約2年――。
DV事件後のボビー夫妻の関係は離婚と親権を争う泥沼の法廷闘争へと発展。裁判資料にはここへ至るまでの経緯と、ボビーが起こした恐ろしい“事件”が詳述されていた。
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日常的な心理的DV「妻を数時間立たせて叱責」
原告となっている妻側の訴状によると、暴行事件の前から日常的に「心理的DVを受けていた」という。ボビーは日頃から妻を数時間立たせ、こう叱責していたという。
《「誰が稼いでいるんだ」》
《「この家のボスは誰だと思ってるんだ」》
《「オマエと話す気持ちもない。声も聞きたくない。顔も見たくない」》
《「(ボビーが出演した番組になぞらえて)1カ月0円で生活してみろ」》
暴行事件の約2週間前の同年5月3日にはこんなトラブルもあったようだ。
自宅に《3500万円の(借金返済を要求する)内容証明が届き、1年前から自宅が担保になっていた》ことが判明。ボビーは妻に《自宅を差し押さえられる前に早く売却したい》と、一方的に告げ、《越谷のアパートへ行くか、実家に行くよう指示された》という。