妻の自宅にあった防犯カメラを持ち去る
ドアミラー損壊事件後、妻は《相手に刺されるのではないか》と恐怖心と不安感を抱き、同年7月末頃に自宅1階2階の出口付近に防犯カメラを設置した。その後しばらくして、8月25日14時頃に浦和警察から電話があった。
ボビー側の弁護士が警察に連絡をし、「ボビーが目の前にいて『カメラを取って来た』と、本人がカメラを持っている」と報告したというのだ。警察と確認したところ、1階部分の防犯カメラが土台を残して持ち去られていた。
妻は《著しい恐怖心に襲われた》とも語っている。
2020年9月、さいたま地裁はボビーに対して、6カ月間にわたって妻や子供たちの住居、勤務先、学校の監視や徘徊を禁じ、妻と未成年の子供たちへの面会、電話、手紙、メールもしてはならないと「保護命令」を出した。
一連の妻の訴えに対して、ボビー側も答弁書を提出している。
暴行事件については概ね認めながらも、DVについては《プロ格闘家として活動していたこともあり、仮に本気で暴行を加えたら、相当程度の傷害結果が発生するはず》として否認。生活費については《適切な金額を送金していた。光熱費は被告が支払っており、妻と子は生活に困っていたわけではない》と反論している。不貞疑惑については、《原告の主張は推測にすぎず、歯科医はただの知人である。かかる推測を(訴状に)記載しなければならない原告の主張は薄弱なものである》として否認した。
ボビーの言い分の真偽 妻には「浪費癖があった」
また、離婚を迫ったことに対しては《夫婦喧嘩の際に興奮して離婚を口にしたことはあるが、これは真意ではなかった》と訂正し、こう主張している。
《原告には浪費癖があり、原告が子に対して被告のためにならないことを述べていると推定しているが、なおも、婚姻関係を継続したいと考えている。被告と原告とのすれ違いの原因は日々の口論について、お互いの主張を譲らなかった点にあり、この点を改善すれば夫婦関係のやり直しは十分に可能であると思料している》
さいたま市内に住む妻の実家を訪ねると、父親が対応。しかし「もう、うちは関係ありませんから」と語るのみだった。
ボビーの所属事務所にも訴状に記載されていた妻側の主張について問い合わせたが、期日までに返答はなかった。
泥沼の離婚裁判はどのような結末を迎えるのだろうか。
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