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変身ポーズ拒否、「オダジョー」と書くのはNG…“尖っていた”オダギリジョーが変わった理由

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「休憩中も共演者たちと談笑するのではなく、常にトランペットの指の動きや頬の膨らませ方を練習しています」(NHK関係者)

 現在放送中の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で、ヒロインのるい(深津絵里・49)と恋に落ちるトランペット奏者・大月錠一郎を演じているのがオダギリジョー(45)だ。

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役作りにストイックなオダギリ

「休憩中のみならず、スタッフとの打ち合わせ中も劇中の錠一郎と同じように指が動いている(笑)」(同前)

 カムカムの現場でもストイックな様子のオダギリだが、もともと役作りには定評がある。

オダギリジョー

「2014年の連ドラ『リバースエッジ 大川端探偵社』(テレ東系)で演じた主人公の探偵が、事務所で寝泊まりして髪がボサボサのだらしない人物という設定だった。そのため現場入りしたオダギリの髪も脂ぎっていた。お風呂に入っていなかったようで、現場スタッフの間では『オダギリさんがちょっとにおう』と話題に」(芸能デスク)

特撮ドラマのオーディションで、変身ポーズを求められるも…

 オダギリの俳優デビューは1999年のこと。翌年出演した「仮面ライダークウガ」で主人公・五代雄介を演じ、大ブレイクを果たしたが、当時はかなり“尖っていた”という。

 

 そもそも特撮嫌いだったオダギリは、前年受けた別の特撮ドラマのオーディションで、自分なりの変身ポーズを求められるも、

「自分が俳優の勉強をしているのはリアルな芝居をやるためであって、ヒーローになるためではない」

 と持論を展開。拒絶したという。

「しかしそれが却って印象に残ったのか、翌年『クウガ』をやらされることになった」(前出・芸能デスク)