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たとえば家族の形としては、再婚で家族の再編成が行われてステップファミリーが形成されるということもありますし、養子縁組という形もある。血のつながりはなくとも家族は家族です。そういうさまざまな家族たちの形が描かれていくかもしれません。
それに安子とロバートの間に子どもが生まれていたとしたら、自分のルーツを探しに来日するという展開もあるかもしれない。家族の人種背景という複雑さまでテーマとする可能性は大いにあります(自身も日本人の父親とスペイン人の母親とのミックスというルーツを持つ城田優がこのファミリーストーリーの語り部なのはフラグか……? まさか安子の息子か孫としての出演もあるのか? という期待もありつつ)。
家族を考えようとする時、私達は祖父母、父母、子どもという直系血族の枠組みに留まって考えがちですが、もっと広く、家族を取り巻く環境についても考えていくべきかもしれません。これはもう、「おしん」のように壮大な大河朝ドラをやろうとしているとしか思えない! だからこそ駆け足な展開ではなく、「おしん」同様に1年間かけてじっくり描いてほしいです!
綿貫大介
編集者。テレビっ子。著書に『ボクたちのドラマシリーズ』がある。
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