近年、利用者が増えているマッチングアプリ。しかし、登録してみたものの、なかなか良い出会いがないと感じる利用者も多いという。
そういった場合、プロフィールに原因があることが多い、とマッチングアプリのプロフィール添削を600件以上手がけてきた「おとうふ」さんは指摘する。
著書『今すぐ!最高の彼に出会うための マッチングアプリ恋愛術』(KADOKAWA)の内容を一部抜粋し、紹介する。(全2回の1回目/後編を読む)
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自己紹介文を書いてはいけない
私は普段、アプリのご相談に乗っている時に「プロフィールにただの自己紹介文を書いてはいけません」とお伝えしています。
「なぜ自己紹介をしてはいけないの?」と思われた方もいるでしょう。
なぜマッチングアプリで自己紹介してはいけないのか。
それは、マッチングアプリとは、「自分をわかってもらうための場所」ではなく、「自分の長所をアピールする場所」だからです。
私達はネットで買い物をする時、何を見て購入するかどうかを決めているでしょうか。おそらく商品画像を見た後、商品説明、口コミなどを読み、購入を決めているのではないでしょうか。
もし商品説明が書かれていなかったら? 買いませんよね。
マッチングアプリのプロフィール文は、この「商品説明」と同じです。
就職活動やバイトの面接でも、「こんなことができます」「こういう経験があります」など、「採用したい」と思ってもらえるような自分の強みをアピールしますよね。間違っても「血液型はO型で、星座はうお座です」なんて、仕事に関係ない自己紹介はしないはずです。
マッチングアプリでも同じで、相手に「デートしたいな」と思ってもらえるようなプロフィールを書くことが大切です。
「強み」を書けばいいというわけではない
さて、ここまでプロフィール文はただ自己紹介するのではなく、自分の強みをアピールすることが大切とお伝えしてきました。
しかし、強みをただ書けばいいというわけではなく、書き方のコツがあります。
女性にとって身近な「化粧品」を例に出してわかりやすく説明してみます。
「◯◯オイルをベースに、~酸を配合。××や△△が添加されたコンシーラーです」
こんな風に、スペックをつらつら並べられてもいったい何がどういいのか伝わらないですし、魅力的な文章とは言えませんよね。
では、こう言い換えたらどうでしょうか。
「酸化しにくい◯◯オイルをベースにしているから、紫外線の気になる日中でも安心。さらにシミを予防してくれる~酸をたっぷり配合。気になる部分をカバーしながらシミ予防もできます。しかも、お肌にやさしい◎◎フリー。カバー力はしっかりあるのに、メイク落とし不要だから楽ちん。石鹸でスルッと簡単にオフできます」