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 いまだに言ってくる人とかはよく分からないですけど…。知らない人からそんなこと言われても…って感じなので。最近はオペしている人もいっぱいいるし、カスタムも当たり前になってきているので、いまは何か言ってくる人はもうほとんどいないですね。

整形をしてマイナスになることは絶対にやらない

――「整形依存症」ではないかという意見もあると思うのですが。

ヴァニラ 何をもって依存症なんだろうと思いますが、確かに依存症と言われたら依存症だと思います。でも整形をしてマイナスになることは絶対にやらないから、そういう意味では依存症ではないかな。本当の依存症の人って、「もうこれ以上やっても良くならない。現状維持どころか今より悪くなりますよ」って言われてもやっちゃう人なんですよね。

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 どんどん崩れていっても「それでもいいからやって」みたいな。それが本当の依存症だと思いますけど、それだったら私は依存症じゃないかなと。今よりもプラスになることであれば、これからもやっていきたいっていうのが依存症と言うのなら依存症だし、その人の捉え方だと思います。私は別に何を言われても気にしないので。

©文藝春秋(撮影・宮崎慎之輔)

――ヴァニラさんは整形について積極的に発信していますが、みなさんにどんなことを伝えていきたいですか。

ヴァニラ 私は整形を推奨しているわけでもないし、ただこういう手段があるよっていうことを伝えたいだけです。なかにはコンプレックスを気に病んで自殺してしまう人もいるので、「そんなことで死ななくてもいい。それだったらこういうやり方があるよ」って。努力でできるところは自分の努力で何とかしたらいいと思うし、最終手段で頑張ってお金を払えばこういうのもできるよっていう、1つの手段として知ってもらいたいなっていうのはありますね。

 本当に人生変わるレベルだと思うんですよね、カスタムって。それで生涯収入とか変わる人もいると思うし、綺麗事っていうかもしれないけど、やっぱりみんな美しい方がいいに越したことないじゃないですか、間違いなく。そういう時代なので、化粧とかダイエットとかでどうにもならないんだったらそういうのもいいんじゃないかなっていう。

 今は昔に比べて周りの目とかも変わってきているから(整形を)やりやすくなっていると思います。それに批判もどんどん緩和されていくと思います。整形を批判する人たちが逆に批判される時代になるんじゃないですか。もうだってその人の自由だからそれをあれこれ言うのは違うと思います。