ユニバーサルの忖度には「King & Prince」の存在が
芸能プロダクション関係者が、現在のユニバーサルミュージックとジャニーズ事務所の関係を解説する。
「ユニバーサルが手掛けているジャニーズのグループは、現在King & PrinceとSexy zoneの2つです。どちらもデビュー作から最新シングルまで全てオリコン週間ランキングで初登場1位を記録しており、レーベル内では今や屋台骨のような存在です。さらにジャニーズJr.の人気ユニット、美 少年もユニバーサルからのデビューが決まっているともっぱらの噂です。近年は音楽業界も厳しさを増していますから、ユニバーサルとしてはジャニーズにへそを曲げられては困るでしょうね」
一方でユニバーサルとジャニーズは、長らく断絶状態だった時期もある。
「もともとユニバーサルはジャニーズ所属のアーティストを扱っていませんでした。当時はしがらみがなかったこともあり、2017年にはジャニーズ事務所を退所した元KAT-TUNの赤西仁や田口淳之介と契約を結んでいます。
しかし2018年1月にKing & Princeがユニバーサルと契約し、デビューしました。King & Princeはジャニーさんが手塩にかけた大型新人で、デビューシングルの『シンデレラガール』は初週57万枚を突破。そこで潮目が変わったんです。赤西や田口との契約は同年にひっそりと終了しています。
ユニバーサルにとって今のジャニーズとの関係は、やっと手に入れた蜜月だったというわけです」(同前)
忖度メールを送った上席執行役員A氏とは
メールの送信元であるA氏は、デビュー当初のKing & Princeを担当していたと言う。現在はユニバーサルの上席執行役員を務めるA氏について、別の関係者はこう語っている。
「とにかく実直で手堅く、ミスをしない。実務型の“官僚タイプ”という印象です。ユニバーサルミュージックの社長兼最高経営責任者である藤倉尚氏からの信頼も厚く、“腹心の部下”といった関係でしょうか。藤倉氏からの期待には必ず応えますし、忖度も上手い。一方で部下への当たりがキツいことは有名で、『いつの間にか部下が異動している』なんていう話も聞きます」
そのA氏の“鶴の一声”で、『アノニマス』の主題歌からHYは外れ、香取本人が歌唱を担当することとなった。
“辞めジャニ”を巡る忖度は今も続いているのだろうか。A氏本人を直撃した。
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