案件中止を連絡→《車の返却という形になりますか?》
「PR動画は、キャンピングカーの売れ行きが伸びる夏までには配信してほしいとお願いしていたんです。撮影には私も立ち会って、キャンピングカーの使い方を説明する予定でした。しかし9月の終わりに差し掛かっても連絡がこない。キャンプのハイシーズンはすでに終わっていました。こんな時期に動画が配信されたところで費用対効果は上がらないなと考え、案件中止の連絡を入れることにしました」
《車両引き渡しから4ヶ月が経過しシーズンが終わってしまいまして正直これ以上は厳しいと考えてます。チャンネルが本当に人気になりYouTube活動もしながら現役選手で大変忙しくされているとは思いますので仕方ないとは思います。1人のファンとしてもっとビックになって頂きたいです。ですが私もビジネスでやっており売上を立てていかないといけません。シーズン外れた今、費用対効果が薄れる季節に入りますので今回は中止とさせて頂いても大丈夫でしょうか?》(2021年9月28日、A氏のメッセージ)
すると長濱氏からはこう返信があった。
《企画、撮影日が決まっている状態です。是非このままさせてもらえたらと思いますがどうでしょうか。中止となった場合、車の返却という形になりますでしょうか?》(2021年9月28日、長濱氏からのメッセージ)
約束を反故にして勝手に撮影したワケ
このメッセージを読み、A氏は結局、継続して依頼を続けることにしたという。
「シーズンが終わっているものの、企画や撮影日が決まっているのであれば仕方ないかと、そのまま進めていただくことにしました。当初の話通り、撮影には私も立ち会うことになっていましたから、らーめんさんからは《(キャンピングカーの使い方について)説明をよろしくお願いします》と送られてきました」
しかしこのやり取り以降、再び連絡が途絶えてしまった。いつまで経っても撮影日すら連絡をしてこない杜撰な対応に、A氏はついにPR案件の中止を決断。2021年11月21日に、LINEで車両の返却を依頼した。
すると長濱氏はこう連絡してきたのだ。
《もう撮影したものを編集者に投げている段階なんですがその動画をアップする前に確認いただいて、それを見て判断していただくのはどうでしょうか。報告が足りておらず申し訳ありません》(2021年11月21日、長濱氏からのメッセージ)
「元々、私が立ち会う撮影日についての連絡を待っていたのに、2カ月経っても連絡がこず、挙句の果てに撮影を終えたなんて……。らーめんさんの説明は理解できませんし、納得もいきませんよ。正しい使い方も分からず、どうやってPR動画を撮影したのでしょうか。経緯の説明を求めてらーめんさんへと返信しましたが、それ以降連絡は一切ありませんでした」