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羽生結弦や浅田真央のユニフォームやスケート靴も
さらに昨年2月、2階のライブラリーを改装し、「北海道オール・オリンピアンズ」の活動拠点となる「オリパラ・サロン」を開設し、だれでも無料で利用できるようになった。
「北海道オール・オリンピアンズ」はオリンピック・パラリンピックに出場した北海道の選手たちの相互の親睦を図りながら、オリンピック憲章にうたわれている「友情、連帯、フェアプレー精神」などを推進するのが目的で2030年の札幌大会招致もこの団体が先頭に立って行っている。代表は東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の橋本聖子氏だ。
ミュージアムの展示物の中にはフィギュアの羽生結弦や浅田真央のユニフォームやスケート靴などのほか、1972年の札幌大会の写真や札幌の変遷ぶりなどがわかる資料がある。
スキージャンプの金銀銅、レプリカのメダル
その一角にスキージャンプの金銀銅のメダルが飾ってあるが実はこれはIOC(国際オリンピック委員会)から借りているレプリカだ。本物の金メダルは今も仁木町の金庫の中に保管されている。
そのことを北海道オール・オリンピアンズの鈴木靖・事務局長(サラエボ五輪スピードスケート500メートル12位)に伝えると「えっ、そんなところにあるんですか。日本の冬季オリンピックの歴史に残る金メダルですからね。本来なら多くの方に見てもらいたいですね」と驚いたような口調で話した。