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自分が作ったギャンパレからの脱退を決めた理由

――自分が作ったギャンパレ(GANG PARADE)を外側から見て何を感じましたか?

カミヤ 不思議な体験でしたし、寂しさもありました。先陣を切っていた私がいないことで、メンバーが自分の役割を見つけて、調和のとれた新しいグループになっていたから。私が知らない、だけど、よりギャンパレを感じさせる骨組みができていたんです。そこに戻ったら楽しそうだなと思いました。

――BiSの呪縛から放たれたから、ギャンパレに戻った時に自分のやりたいことができた、というのはありましたか?

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カミヤ みんなが作り直したギャンパレを壊さずに、自分にできることを探す難しさもありました。プラニメを結成した時に「ステップを踏んでファンの方と成長したい」と思っていたんですけど、私がいない時のギャンパレで実現しそうだったんです。

 私が2期BiSにいた時に、ギャンパレは渋谷WWW、リキッドルーム、赤坂ブリッツと会場を大きくしていった。私がギャンパレを1度離れる前に「これからステップアップしていく過程を体感できるから羨ましいよ」とメンバーに話したら、本当にそうなってました。

©川しまゆうこ

 戻ってからもZepp(DiverCity TOKYO)や野音(日比谷野外音楽堂)に立てて、着実に上がっていく経験ができたことはうれしかったです。

――ギャンパレからの脱退を決めた理由を教えてください。

カミヤ 悩みに悩んだ末の結論でした。ギャンパレは新しい子が次々と加入して、WACK全体にもオーディションを通してフレッシュな子たちが増えて。そうなった時、自分の熱量とフレッシュな子の熱量の差に気がついてしまったんです。

 メジャーデビューしたばかりのギャンパレは勢いを持って進まなきゃいけないのに、私に合わせて落ち着いちゃいけないだろうって。それに、昔のような熱量を出せない自分が嫌いになりかけていました。自分が作ったグループなのに勝手な振る舞いかもしれないけど、新しい子たちに渡したほうが絶対によくなると思ったんです。

 私が脱退して再始動したギャンパレは新しいメンバーも加わったことで新しい風が吹いて、自分が求めていた景色を見ることができました。