1ページ目から読む
3/4ページ目

 ですが、その呼び名のため、誤解を受けやすい注意点が2つあります。

1.お風呂で使うトリートメント(「インバス(in-bath)トリートメント」と呼びます)やコンディショナーとは別物です。そもそもの用途が違うため、どちらかをつければオッケー、というものではありません。

2.洗い流さないトリートメントはオイル状のものが多いのですが、「ヘアオイル」とは別物です。仮にヘアオイルを濡れた髪に付けて乾かそうとすると、油膜が邪魔して乾きにくくなります。

ADVERTISEMENT

ポイント2:ヘアオイル、バームを買う

 次におすすめしたいのは、「ヘアオイル」や「バーム」を使うことです。「ヘアオイル」は付けるだけで艶感が出るので、雰囲気が一変するアイテムです。「バーム」は固形の油のことで、手に取ると溶けるタイプのアイテムです。近年のオーガニック系コスメの流行によって、スキンケアとして使えるものも多くあります。

 これらは付ける量によって濡れ髪のような質感にもできるため、最近のヘアスタイルでは定番化しています。髪にオイルの油膜を張ることで、光を反射しやすい「ミラーボール」をくっ付けているようなイメージです。

 

 マイナス面としては、付け方にコツが要ることです。手に取る量や付ける場所を間違えると、「何日も髪を洗ってない人」みたいになります。

 また、買う時の選び方にもコツが要ります。スタイリング剤の中でも比較的高額なものが多いので、どれを手に取ればいいのか迷ってしまいます。高額なものを「選んで買う」のは、お洒落の一歩目のハードルとしては少し高めです。個人的には、好きな香りを優先して選ぶのをおすすめします。

 ヘアオイル、バームの付け方のコツは、いきなり付け過ぎないことです。手に広げると、油膜でテカテカとするほど油分が濃いです。製品による油分の差も大きいため、慣れないうちは少なめに手に乗せて、足りなければ足すつもりで付けましょう。