バラエティー番組「有吉反省会」(日本テレビ系)で「ぱいぱいでか美」という“下品な芸名”を反省し、昨年12月には、芸名を改名したことを公式サイトで報告した「でか美ちゃん(30)」。
MCや執筆業もこなすマルチタレントとしても活躍している彼女に、「ぱいぱいでか美」命名のきっかけや、改名の理由、今後の展望について詳しく話を聞いた。(全2回の1回目/後編を読む)
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進学校に行ったことで「歌手になりたい」と確信できた
――「でか美ちゃん」さんは、ご出身は三重県の松阪市なんですよね。
でか美ちゃん(以下、でか美) そうです。
――なまりが全然ないですね。
でか美 本当ですか! 小さい頃は関西なまりというか、三重弁なまりが強かったんですけど、20歳ぐらいの時に意図的になまりをとりました。頑張った甲斐がありました!
――上京されたのはいつでしょうか。
でか美 19歳です。東京の音楽系の専門学校に入学しました。
――小さい頃から音楽の道に進もうと。
でか美 そうです。小学校2年生の時に、テレビで宇多田ヒカルさんを見て、歌手になりたいと思いました。小さい頃からいろんな習い事をやらせてもらっていたので、選択肢が多かったんです。絶対に歌手になるというよりは、そういう道もその一つだなと思っていました。中学の時は塾に通っていて、勉強がすごく得意だったので、高校は進学校に行きました。
入学してみたら、周りのみんなは明確な目標を持っていたんですよね。「この教授の下でこの研究をしたいからこの大学に行きたい」とか「数学の教師になって勉強の楽しさを教えたい」とか。「え、私は勉強のその先のことは何も考えていなかった」って、自分だけ浮いていることに気づいちゃって。
高校受験の前、親に「大学に行きたいという気持ちがないかもしれない。だったら商業高校に行って、バイトして歌のレッスンでも受けようかな」って相談したこともあったんです。でも両親は、「ここまで勉強してきたんだし、高校に行ったら気持ちが変わるかもしれない。選択肢を広げるためにも進学校に行った方がいいんじゃない?」って。その助言はありがたかったなと思います。進学校に行ったことで、「ああ、私はやっぱり歌手になりたいんだ」っていうのを確信できて、大学進学以外の道を探せたので。