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バンドメンバーがつけてくれたあだ名「ぱいぱいでか美」

――昨年まで「ぱいぱいでか美」という名前で活動されていましたが、そもそもこの名前をつけたきっかけはなんでしょうか。

でか美 専門学生時代のバンドメンバーがつけてくれたあだ名なんです。芸名というよりは、サークルの悪ノリで。

 

――どういう経緯であだ名がつけられたのでしょうか。

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でか美 私、本名が仲井優希(ナカイユキ)で、学生時代は仲井って呼ばれることがすごく多くて。周りはあだ名がある子が多かったので、あだ名に憧れていたんです。先輩に、「私もあだ名欲しいです」って言ったら、「じゃあお前は胸がでかいから、ぱいぱいでか美な」って。

 今思えばちょっと考えられないレベルのセクハラなんですけど、当時はすごく嬉しかったです。人生初のあだ名だし、めちゃめちゃ覚えやすいし。先輩とは仲よかったので……結局関係性ですよね。

デビュー前のでか美ちゃん

――たしかに一度聞いたら忘れないですね。

でか美 そもそもあだ名に憧れてたのは、自分のルックスとか名前を含めてすごく平凡で、人から覚えてもらいづらいというのがコンプレックスだったので。こんなに一発で覚えられる名前をもらえて嬉しくて。でもサークルのみんなは、次の日から急に「ぱいぱいでか美~」って呼べるわけもなく……(笑)。結局、「仲井」って呼ばれていたんですけどね。

反響が大きかった「有吉反省会」への出演

――それで芸名にしようと。

でか美 「ぱいぱいでか美」という名前がすごく気に入ってしまったので、そのまま芸名にしました。

――最初はどんな活動をされていたんでしょうか。

でか美 インディーズのバンドと一緒に対バンライブをしていました。それだけじゃ食べていけないので、昼間はバイトして夜はライブハウスに行っていました。ライブハウス界隈では「変な名前のやつがいるぞ」ってざわざわしていましたね。

 それから少しして地下アイドルが一般的になってきたんです。その頃からアイドルのイベントにちょっとずつ呼んでいただけるようになって。そしたら「有吉反省会」から、「アイドル史上最も下品な芸名をつけたことを反省しに来てください」と声をかけてもらえたんです。

――「有吉反省会」の反響はどうでしたか。

でか美 めちゃめちゃ大きかったですね。それまで地元では、「なんか芸能活動っぽいことやっているらしい人」という認識だったんですけど、友達やクラスメイトから「見たよ~ああいうことしてたんだね。すごい!」って連絡が来たり、なによりライブのギャラが出るようになったんです。

――それまではノーギャラだったんですね。

でか美 基本ライブのギャラは0で、グッズの売り上げはプラスでもらえるって感じでした。それ以外にもチケットのノルマがあったりするので、結局そのノルマを超えないとマイナスだったり。でも「有吉反省会」に出てからはノルマはないし、ギャラはもらえるし、こんなに違うんだなって。2ヶ月後にはバイトをやめました。