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ド派手メガネに原色ファッションで攻めた80年代前半

──テレビタレント・片岡鶴太郎の創成期ですね。ルックス面では、どんなセルフプロデュースを? 

片岡 80年代前半は、舞台芸人から『ひょうきん族』、そしてバラエティ番組に進出していった頃ですね。だから、非常に攻撃的というか。

©文藝春秋 撮影/松本輝一

──アバンギャルドな?

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片岡 そうですね。目立つように原色を使ったり、髪型も面白くしようとヘアメイクをつけて。リーゼントっぽくしたり、前に垂らしたり。

──そうだ、ちょっと前髪垂らしてましたね。

片岡 あとは、メガネですね。当時は私、蛍光色や赤、白などのメガネをかけてたでしょう。

──『オールナイトフジ』や『鶴ちゃんのプッツン5』の頃ですね。

30歳(1984年)の頃(本人提供)

片岡:あの頃ですよ。メガネ、靴、小物などすべて、トータルファッションで攻めていこうと。もちろん面白がってましたけど、とことん攻めましたね。

『男女7人』のスーツ衣装がボクシングのきっかけに

──その後、俳優の仕事が増えていきますね。

片岡 俳優を始めると、『男女7人夏物語』などもそうですが、スーツを着る機会が増えて。私は身長163㎝で小柄なんですが、当時は体重が65kgあったんです。スーツは体のラインが出るので、着こなせないと今後まずいなと。ボクシングで体を絞ったのは、そういう理由もあります。

──なるほど。そこから画家、ヨギー、そして今に至りますが、現在はどんなファッションスタイルを意識していますか?

片岡 髭の次に考えたのはヘアスタイルなんですよ。インスタを始める少し前、知り合いのヘアメイクさんに「髭を伸ばして、髪も長くなったんだけど、私に合う面白いアイデアある?」と相談したら、「パーマとメッシュをやろう」と返事がきて。