モノマネ、ボクシング、俳優、画家、そしてヨガ……テレビタレントと文化人の間を自在に行き来するのが、芸歴50年の片岡鶴太郎(67)だ。ヨガを極めたストイックな容姿はTwitterで《リアル・ダルシム》*とさえいわれていたが、この1年で「いつの間にかイケオジに激変してた!」と話題になっている。
かつて《油ギッシュ》《抱かれたくない芸能人No.1》といわれた男が今、ダンディな髭を蓄え、エフォートレスな装いを披露し始めた理由とは。(全3回の1回目/2回目を読む)
*ゲーム『ストリートファイター』に登場するインドの修行僧
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髭はコロナ禍の産物「俺、どこまで真っ白なんだ?」
──インスタグラムでのセルフコーデ姿が《渋いイケオジ!》《意外な姿を見た》と評判です。
片岡 本当ですか? うれしいなあ。インスタは1年ほど前に始めて、最初は出演情報や周りの風景を載せてたんです。でもある日、出かける前の普段着姿をアップしたら好評で。私服コーデを載せ始めてから、まだ2ヵ月くらいなんですよ。
──インスタの写真がすべて髭姿なのも驚きました。いつから伸ばしたんですか?
片岡 髭は1年近くになります。実はこれ、コロナ禍の産物なんです。
──ファッションとして伸ばしたわけじゃない?
片岡 違うんです。コロナ前までは月に1回、ヘアメイクさんに来てもらって、髪のカットをお願いしてたんですよ。ところが世の中がステイホームに入り、人をお迎えしにくくなったので、髪を半年ほど切らないままでいたんです。
髭は毎日自分で剃ってたんですけどね。67歳ですから、剃ったものを見ると真っ白で。ふと「俺が髭を伸ばしたら、顔のどこまで真っ白になるんだ?」と思って、2,3日放置してみたんです。この何十年間で、剃らなかったのは初めてでした。
髭スタイルは外国人ファッションモデルを参考に
──周囲の反応はいかがでしたか?
片岡 剃らないまま打ち合わせに行ったら「その髭、いいですね。ちょっと写真撮りましょう」となって。それをうちの事務所のスタッフに見せたら「いいじゃないですか!」と。
自分としては無精髭なので、「俺への忖度でそう言ってるんじゃない?」と疑ったんですが、「いやいや、髭いいですよ」と言われて。それで伸ばし始めたんです。