文春オンライン

東村アキコ「いつも同じタイプの顔を好きになる」 洗濯物を畳みながら思い出した相手が初恋の「こうちゃん」だった

東村アキコさんインタビュー #1

2022/02/19

source : ライフスタイル出版

genre : エンタメ, 読書, ライフスタイル

「この気持ちは絶対に誰にもばれちゃいけない」という強迫観念

――隠していたとはいえ、つい目が追いかけてしまうとか、何か行動に出ていたのでは。

東村 うーん……。恋する女子なので、つい友だちとかに「こうちゃんってかわいいよね」とか、「こうちゃんって、かっこいいと思わない?」とか言いたくなるんですけど、それを言うと周りから「あんな子どもに何を言っているんだ、こいつは」みたいな反応されるのもわかっていました。だから言いたいけど言えない……みたいなジレンマはいつもありました。

 それに、その頃は周囲の反応の方が正しいと思っていたので、「こうちゃんが好きと思う自分がおかしいに決まってる。だからこの気持ちは絶対に誰にもばれちゃいけない」という強迫観念みたいな気持ちの方が強かったように思います。

ADVERTISEMENT

――でもたった3歳差ですよね。

東村 そうなんですよ、たった3歳です。たった!

 今、15歳年下のアイドル追っかけてるのに比べたら、3歳なんて同じ年も同然じゃないですか!? もしあの時「好き」って言えてたら、幼なじみドラマみたいに今でも関係が続いていたかもしれないのにと思うと、何を悩んでいたのか、私は……。今すぐタイムマシン開発してもらって、あの頃に戻りたいです。

 

こうちゃんを探そうと探偵事務所にも行ったけど……

――その「こうちゃん」は今どうされているか、ご存知なんですか。

東村 引っ越しちゃった後の消息がまったくわからないんです。こうちゃんのことを思い出してから、これは漫画のネタにもしなくちゃいけないし、どんな大人になっているか見たいと思ってインターネットでかなり探したんですが、全然わからなくて……。

 会ってどうしたい、というのはないんですけど、あのこうちゃんがどんなふうに成長しているんだろうというのにすごく興味があって、なんとかして探したいと思い、実は探偵事務所にも行ってきました。

 でもちょっと頼める金額じゃなかったので、あきらめて帰ってきました。

――ちなみに、おいくらくらい……?

東村 まず手付金で100万円、それで見つかったら成功報酬としてプラス100万円と言われました。だから200万円ってことですね。