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小室さんを信じた音声データ

 2018年は、翌年に御代替わりを控えた大事な年だったが、秋篠宮家には、「3つの誤算」があったという。

「まず圭さんが婚約を辞退しなかったこと。2つ目に、お金がないから無理だろうと思っていた圭さんの留学も、支援者が現れてニューヨークの大学に留学することになったこと。そして何よりご夫妻にとってショックだったのは、金銭問題について眞子さまが圭さんの側についてしまわれたことでした」(宮内庁関係者)

「X氏には借用書がない」

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「(小室家とX氏が)借金問題について話し合った際の音声データもある」

「返さなくても法律的に問題ない」

 小室家側はそう説明しているというのだが、秋篠宮家にとって大事なことは、当初から法律的な是非ではなかった。皇族の結婚相手に金銭トラブルがあることそれ自体が問題なのだ。結婚するのなら、その前に解消しなければならないというのが秋篠宮家の考えだった。しかし、こうした秋篠宮家側の説明も小室家の母子には通じず、むしろ眞子さまが小室家側に立ってしまわれた。

「眞子さまは音声データの存在を知っています。それが小室さんを信じる自信の1つになっているのです」(眞子さまの知人)

ペーパーに目を落とす小室圭さん ©JMPA

 眞子さまが小室家側に立ったことは、宮内庁職員にも意外なことだった。

「眞子さまは秋篠宮家の中で、しっかり者として知られています。2016年の三笠宮さまの葬儀の時、秋篠宮殿下の意見に対して、紀子さまは『そうですね』としか言えず周囲が困っていたところ、眞子さまは『こうしたほうがいい』とはっきり申し上げたことがあった。そのしっかり者の眞子さまが小室家側についてしまったことは職員たちにとって驚きでした」(宮内庁関係者)

 圭さんは翌2019年1月22日に発表した文書でも、金銭的な支援の問題は〈解決済み〉とし、〈支援を受けたことには今も感謝しておりますので、今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたいと考えております〉と従来の主張を繰り返した。

 その内容は、「到底秋篠宮さまの要求を満たすものではありませんでした」(秋篠宮家の知人)。

「この文書は、眞子さまと圭さん2人の話し合いで決めたもの。秋篠宮さまは何も知らされていませんでした。『借金』と認めなくとも、これまでの『感謝の気持ち』として解決金を払う方法もあったのに、佳代さんはまったく払う気がないようなのです」(同前)