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味方についた佳子さま

 妹の佳子さまは、眞子さまの結婚を応援されてきた。婚約延期会見から約1年後の2019年3月22日、ICUご卒業に際して、次のような意見を表明して話題となった。

〈結婚においては当人の気持ちが重要〉

〈姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています〉

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 父と母には、明確に反対する姿勢を示されたのだ。この文書には、もうひとつ意味深長な一文があった。

〈メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています。今回の件を通して、情報があふれる社会においてしっかりと考えることの大切さを改めて感じています〉

2021年、佳子さまのお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 一見メディア批判に見えるが、よく読むと情報を受け止める者への批判となっている。「しっかりと考えることが大切だ」とは、誰に向けられたメッセージだったのか。

「眞子さまの紀子さまへの不信感を考えると、佳子さまがお母さまに向けたメッセージとも受け取れるのです」(皇室担当記者)

 同年11月30日、赤坂東邸で現役職員や旧奉仕者が集い、秋篠宮さまの誕生日を祝う内宴が開かれた。そこに、眞子さまと佳子さまが姿を見せることはなかった。

「その時のスケジュールで来られないことはこれまでもありましたが、眞子さまと佳子さまが揃っていらっしゃらないのは珍しいことでした」(出席者)

2019年12月、『アナと雪の女王2』のチャリティー上映会での眞子さま(当時)と佳子さま ©時事通信社

 それから10日後の12月10日、眞子さまと佳子さまはお揃いで「アナと雪の女王2」を鑑賞された。映画の主人公であるエルサとアナは姉妹だ。姉は1人で生きることを決め、妹は恋人と結ばれる──銀世界の冒険譚を見ながら、お二人は何を思われたのだろうか。