「婚外恋愛」から「婚姻の解消」へ…
わかぴょん 僕も、その時ちょうど俳優を辞めて会社員として働いていた時だったので「型にはまらない生き方」にチャレンジしつつも、どこか振り切れなくて。みかの存在はとても大きかったです。僕にないものを持っていて、話しているだけで楽しくて。気づいたら好きになっていました。
みかとの出会いは必然だったのかなと思います。お互いに足りない部分を補い合うことができたので。
みか わかぴょんと結婚してセックスレスが原因で婚外恋愛を始めて、いろんなことにチャレンジしていく中で、自分の「落ちこぼれ」だと思っていた部分を、少しずつ肯定することができるようになりました。
まともな人間になりたいと頑張ってきたけど、自分のコンプレックスで常に悩むよりも、諦めて受け入れて生きた方が楽だなと。今も完全に受け入れられたわけではないですけど、前よりは生きやすくなりました。
――そんなお2人が今回離婚をすることになったと聞いて驚きました。どのような理 由からでしょうか。
わかぴょん 私が離婚を決意したのは、彼女ができないからです(笑)。いいなと思う方がいてデートに誘っても、「結婚してるじゃん」って言われて。当たり前ですけど(笑)。公認彼氏のことや、みかとの関係を説明しても、とっかかりとしてハードルが高いので、じゃあ籍を抜こうかなと思いました。
――みかさんは元々セックスレスが原因で彼氏を作ったとおっしゃっていましたが、わかぴょんさんはなぜ彼女が欲しいのでしょうか。
わかぴょん 公認彼氏がいる状態になった6年前から、みかとは「早く彼女できるといいね」という話はよくしていました。当時はテレビに出たり、9人家族になったりでバタバタだったのでそれどころではありませんでした。子どもたちも大きくなってきて、だいぶ余裕が出来てきたので、また恋愛をしてみたいなと思いました。
みか 私は一言でいうと離婚することで、さらに幸せでいられる時が来たなという感覚があったんです。「夫公認の彼氏を持つ妻」っていう看板をそろそろ下ろしてもいいんじゃないかなって。
――看板を下ろしてもいいというと?
みか わかぴょんと夫婦であるがために、「夫公認の恋人がいる」という状態でしたが、わかぴょんとは肩書きが無くてもずっと親友でずっと子育てのチームだろうし、恋人ともよりフラットに一緒にいられるかなと思いました。
夫公認の彼氏がいる妻として色々インタビューを受けたり、漫画化されたりして、これまでの事を出し切って、スッキリしてその状況を卒業できるなって感覚もあります。
――「婚外恋愛」から「婚姻の解消」に至ったわけですが、それでもお2人に後悔はないですか。
わかぴょん ないですね。そもそも後悔を感じることって、あまりないんです。納得して選んでいますし、やってみた結果について悩むより、今この瞬間からどうやって心地よく生きるか、と考えるほうを優先しています。
離婚して一番最初に感じたことは、「もめない離婚はこんなに簡単なんだ!」ということです。そういった新たな発見も、自分の人生を豊かにしてくれてるなと思います。
みか 結婚、婚外恋愛、離婚、全く後悔はないです。その時その時、自分なりに真剣に向き合って全力で行動出来たし、全部有り難いです。
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