「ワタシもね、56になりまして。デビューして40周年で、これまでも周年のときには音楽をやろうって決めてきたんですけれど、50周年だと66歳になっちゃうから(笑)! いまのうちに、ね!」
ライヴ中のトークでサラっとそう言ってしまうところがなんともカッコイイ小泉今日子が、「歌手・キョンキョン」としてエンジン全開で全国をツアー中だ。
2月18日の地元・神奈川を皮切りに12か所15公演が3月末まで続く。こんな大規模な「ホールツアー」は実に31年ぶりだという。
「チケットは争奪戦でまさにプレミア状態。『The Stardust Memory』で始まり、デビュー曲も含めた約20曲の『A面曲』ばかりをパワフルに歌いまくります。コロナ禍で声援や一緒に歌うことは禁止になっていますが、キョンキョンは『心のなかで歌って! ワタシには聴こえるから』と。客席の平均年齢も高めだけど(笑)、懐かしい振付を一緒に踊っているファンがたくさんいました」(観客のひとり)
中森明菜、少年隊らと共に「花の82年組」としてデビュー
昨年末にコロナ禍の配信ライヴのDVDを発売したかと思えば、今年1月にはTikTokもスタートした。今年2月4日の誕生日には公式YouTubeチャンネルを開設してこれまでのMVを配信開始。まさに「40周年スペシャルイヤー」の真っ最中、なんてったってアイドルそのものだ。
1982年3月21日にシングル曲「私の16歳」でデビューしたキョンキョン。前年、オーディション番組「スター誕生!」(日本テレビ系)で合格したのがきっかけだった。
82年といえば、中森明菜やシブがき隊、松本伊代、早見優、堀ちえみや石川秀美など数多くのスターアイドルがデビューした年。「花の82年組」と銘打たれたアイドル全盛期だ。