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 制作に繋がる人脈の広さや、人付き合いの良さについてはこんな話も。

「以前は彼女も顔を出していたバーでよく遭遇しました。酒場で小泉さんの『人との距離のとりかた』は抜群ですよ。初対面の人には彼女から軽く話しかけ様子をみて、最終的には『飲~んじゃいましょ!』って。長い飲み友達は、いつのまにか彼女に悩みや心のうちを喋ってしまう。でも余計な説教とかはしないし、口は堅い。小泉さんが店に来た日は、みんな嬉しくて仕方ないんですよね」(同前)

大手事務所とトラブルを抱えた後輩女優のんも可愛がり続けた

仕事の量より仁義をとる“コイズミ流”

 最近また別の側面で、「キョンキョン、さすが!」と巷で評判になったことがある。「週刊文春」(2月3日号)で報じられた、「森友遺族が悲嘆するドラマ『新聞記者』の悪質改ざん」の告発レポートだ。

 Netflix配信のドラマ「新聞記者」。公文書改ざんを強いられた末に自死をした財務局職員・赤木俊夫さんの事件を描いたものだ。森友事件に関心を寄せていた小泉には、亡くなった赤木さんの妻・雅子さんをモデルにした役のオファーがいき、話が進んでいた。

小泉今日子(公式Twitterアカウントより)

「だが、実在の赤木雅子さんがドラマ制作サイドへの不信感から協力を断ったことを、小泉さんは途中で知ったんです。撮影開始を目前に、『自分を降板させるか、雅子さんの了承をきちんと得るかどちらかです』、とキッパリ言い、結果この仕事を降りることとなった。夫をなくし闘い続けている雅子さんのことをいちばんに考えていたのは、ほかでもないキョンキョンだった」(週刊誌記者)

 仕事の量よりも仁義を選ぶのが「コイズミ流」。50周年も60周年もぜひカッコイイライブを期待したい。