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「カムカム」で一番こだわったことは…
――2006年には大河ドラマ「功名が辻」に出演しました。
「人生の最終目標は大河に出ることだったので、嬉しかったですね。京都で学んだことを同じ家来役の仲間に伝えていたら、『後ろの芝居はドンペイさんに任せます!』と言われるようになった。そこで知り合った方に2年後、朝ドラ『瞳』に呼ばれました。カムカムの演出家・安達もじりさんと出会ったのも『功名が辻』でした。帰りに二人で寄ったラーメン屋で『戦友として頑張ろうな』という話をしましたね」
――そして、今回のカムカムで轟役が決まった?
「役が決まり、安達さんから連絡が来ました。言葉の端々やちょっとした表情に人情味を出せたらと考えていました。衣装も昔の巨匠をイメージして帽子や眼鏡を選んだ。あと、監督と決まった時に、僕が一番こだわったのは、『よーい!スタート』という合図。あれも、轟の色をよく出せたと思います。現場で最初にやった時、みんな『おもろいスタートですね』と言ってくれました(笑)」
3月9日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」及び3月10日(木)発売の「週刊文春」では、轟監督役・土平ドンペイへのインタビューのほか、3代目ヒロイン・川栄李奈の結婚生活、初代ヒロイン・上白石萌音の再登場が期待できる“証拠”、松重豊が母のために買った2億円豪邸、荒物屋のおかみ(赤螺清子)役の松原智恵子が絶賛した俳優、映画村職員の榊原役・平埜生成へのインタビューなど、「カムカム大解剖」と題した7頁にわたる大特集を組んでいる。