いよいよ4月8日の最終回まで残り1カ月を切ったNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)。るい(深津絵里)やひなた(川栄李奈)の今後、安子(上白石萌音)の再登場などに注目が集まるなか、ひなたが勤務する条映撮影所の映画監督・轟強を演じる土平ドンペイ(55)が「週刊文春」の取材に応じ、“大部屋俳優”時代の苦労や共演者との交流など2時間にわたって撮影秘話を明かした。(全2回の2回目。前編を読む)
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「カムカム」共演者との出会い
土平は1966年7月10日生まれ、大阪府大阪市出身。大部屋俳優を経て上京後、映画やドラマに多数出演。主な出演作は、映画「探偵はBARにいる」「GANTZ」など。朝ドラは「カムカム」を含め、「べっぴんさん」「花子とアン」など7作品、大河ドラマも「功名が辻」「軍師官兵衛」などに6作品に出演してきた。
――「カムカム」での共演者についてお尋ねいたします。五十嵐役の本郷奏多さんはどうでしたか?
「本郷君とは『GANTZ』を始め、数本一緒にやっている。だから大部屋俳優を本郷君がやると聞いた時は嬉しいなと思いました。全く知らない人だとどう入っていこうかなと思うんですが、本郷君やし、こんな感じで来るのかなと色々考えることができましたね」