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「カムカム」轟監督役・土平ドンペイが感動した安達祐実 「これやねん!」の演技とは

#2 独占告白2時間「僕の“大部屋時代”」と「共演者の素顔」

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「松重さんとご飯も食べたりしています」

――松重豊さんとも過去に共演作がありますね。

「映画『探偵はBARにいる』という作品で、僕と松重さんはコンビなんです。ヤクザの幹部が松重さんで、僕はブッチョという松重さんにいつもついている下っ端。シリーズで3本やったかな。札幌で松重さんとご飯も食べたりしています。『カムカム』が決まって、すぐ連絡しました。『今回一緒になります!』『あーそう、京都でよろしくね』って言って下さった。松重さんは一見コワモテだし、現場でもペラペラしゃべるタイプではない。もちろん、役作りのために松重さんが作っているのかもしれないから、僕も安易には話しかけられなくてね」

松重豊演じる伴虚無蔵(NHK番組公式ホームページより)

――今回の現場では、松重さんとはどんな会話を?

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「松重さん一人の時には、『あの札幌の油そば忘れられませんね』と話しかけたりした(笑)。探偵の映画で札幌まで行ったのに、(主演の)大泉洋さんから油そばで美味しいところがあるんですよと聞いたから、僕と松重さん2日間、油そばに行ったんですね。大泉さんに現場で『ご飯どうしているんですか?』と聞かれて、『ドンペイちゃんとあそこの油そば2日行ってるよ』と松重さんが答えたら、大泉さんが『え、札幌に来て油そば毎日食ってるんですか?』って驚いてたなぁなど、色々話しましたね。『カムカム』では終わりが一緒のタイミングだったので、最後の時に『数カ月でしたけどありがとうございました』とちゃんと挨拶できて良かったです」