――3年後の佳子さまのご成年の際の会見も、同じ場所で行われています。
山下「そうですね。佳子内親王殿下の記者会見でも秋篠宮殿下の導火線の話が出ていますよね。ご自身の性格について『短所は、父と同じように導火線が短い』『家の中ではささいなことで口論になってしまう』と笑いを誘われていました」
――ご家族の印象についての質問でも、秋篠宮さまは「家の中に出てきた虫を捕まえてくれるなど、頼りになる面もございます」とユーモアの対象によくなられている印象があります。
山下「佳子内親王殿下でもうひとつ記憶に残っているのは、紀子妃殿下について『週刊誌などでは様々な取り上げ方をされているようですが』と報道に触れたことですね。ご家族を大切にされている気持ちが表に現れた場面でした」
結婚について「今後も含めお答えするつもりはございません」
――眞子さんより少し勝ち気な印象も受けます。
山下「当時は気が強いというイメージは持たれていなかったと思いますよ。記者会見を見直してそう感じる人がいるとしたら、おそらく国際基督教大学を卒業された際の結婚を考えるようなお相手についての質問で『今後も含めお答えするつもりはございません』というお言葉や、眞子さんのご結婚について『姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい』というお言葉のイメージが強いのではないでしょうか。ご成年記者会見の時には、気の強さが話題にのぼった記憶はありませんね」
――山下さんは佳子さまのご成年時の会見にどんな印象を受けますか?
山下「まだ幼さが残るというか、かわいらしい感じでお話しになっているなと思った記憶があります。ニコニコされていて、清子さんや眞子さんともまた違うイメージでした」
――眞子さんも佳子さまも、机の前に座られて記者と対峙する形での会見でした。
山下「そうですね。お2人の父親の秋篠宮殿下は記者会見でも非常にフランクで、メモも用意しないで、普段の話し言葉のように、記者の顔を見ながら話されますよね。なのでお2人もそのスタイルを踏襲されるのかもと思っていたら、違いましたね」