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 パートナーと性的な話を含めたコミュニケーションをしやすくするためにも、「セックスの話は生きていくうえで重要なことで、はずべきものでも、はしたないものでもない」という前提づくりを学校や家庭からはじめることの大切さを感じます。

 日頃から「命のこと」「ジェンダーのこと」「キスやセックスなどを自分の人生でどう考えているか?」を語りあって、おたがいを深く知っていくのは、家族でもカップルでも友だちでも、すてきなことですね!

親子でやってみよう!「避妊知識実力テスト」

 厚生労働省の「衛生行政報告例の概況」(令和元年度)によると日本の年間中絶件数は、年間約16万件。その内、10代の中絶件数は約1.3万件です。10代の中絶件数は毎日35件にもなります。

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 その背景には、避妊の知識のなさも関係しているのでは? JジェクスEXの「ジャパン・セックスサーベイ」(2020年) では「現在のおもな避妊方法」として、約2割の人が「腟外射精(外出し)」を選んでいます(男性22.9%、女性16.7%)。

「#なんでないのプロジェクト」調査(2020年)の、緊急避妊薬入手理由では、1位はコンドームの失敗、2位は膣外射精になっています。射精の前から分泌液の中に精子が含まれているので、膣外射精では妊娠する可能性があります。

『親子で考えるから楽しい!世界で学ばれている性教育』より

 この「外に出せばコンドームなしでも妊娠しない」という誤まった知識をふくめ、避妊に関して、大人も間違った知識を持っている人がたくさんいます。

 以下の問題、○×どちらを選びますか?

 1)月経中のセックスなら妊娠しない

 2)精子は酸性に弱いので、炭酸飲料で膣を洗うといい

 3)射精をくり返すと精子が減るので避妊しなくてもOK

 4)コンドームは2枚重ねのほうがいい

 答えはすべて、×です。このような情報が、友だち同士の会話やインターネットでまことしやかに流れています。