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〈韓国「ポケモンパン」争奪戦のリアル〉おまけシールほしさに「300個爆買い」YouTuberも…パンはどこに消えた?

2022/04/04

 いま、韓国全土で「ポケモンパン」争奪戦が起きている。ポケモンパンとは、1998年に日本で発売開始された菓子パンのこと。パッケージにはピカチュウをはじめとする人気ポケモンのイラストがあしらわれ、おまけの「デコキャラシール」が封入されている。韓国でも1998年に発売されたが、2006年に生産中止に。それが今年2月に再発売され、社会現象級の人気となっているわけだ。

「ポケモンパン」は日本で1998年に発売開始された SPCサプリム社のサイトより

BTSも「争奪戦」に参加

 筆者が最初に韓国でのポケモンパンの人気を認識したのは、近所のコンビニでだった。店員の友人がぞろぞろと訪れていた際、店員の名前を大声で言っていたのですぐにわかった(#韓国あるある)。

:「やー! キム・ユジン(仮名)!」

店員:「なに? 突然ビックリするじゃん。ポケモンパンないよ!」

 と話すのを聞き、ポケモンパン??? 何のこと?? と不思議に思った数日後、BTSメンバーがポケモンパンを探しているというニュースを読んで、このことだったのか! と繋がった。その後、本当に品切れになっているのか気になり、ソウル市内の様々なエリアを訪れるたびにコンビニをのぞいてみたけれど、本当にない。実はまだ一度も見たことがないのだ。まさに幻……ポケモンで言えば、さながらミュウのような感じだろうか。

コンビニの棚には「ポケモンパンありません」と言う張り紙が ©東山サリー
ピカチュウが描かれた張り紙もあった ©東山サリー

「ポケモンパン品切れです」と可愛い手描きのイラストを添えた張り紙があるコンビニもよく見かけた。中には入口に大きく「ないです」と掲示しているところ、搬入時間を丁寧にお知らせしているところまである。