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「深津さんは信じられないくらい、るいそのものでした」

――深津さんとの共演はいかがでしたか?

「健一が戦争に行っている間に、安子さんが時々、定一さんの店にるいちゃんと一緒に来ていた設定です。だから、健一としては、『るいさんのことは話に聞いている』という感じで芝居をしましたね。それにしても、深津さんは信じられないくらい、るいそのものでした。深津さんが一番すごいのは、押しつけがましくなく、そこに居るべくして存在していること。本当に神々しい感じでした(笑)」

深津 NHK提供

――2度目のクランクアップはいかがでしたか?

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「クランクアップの挨拶で『3度目は呼ばないでね』とお願いしておきました(笑)。でも、結局、定一の歌うシーンがYouTubeにアップされ、『On the Sunny Side of the Street』を配信で出すことになって、3度目の登場をしているような気分です。カムカムに定一として関わり、健一として関わり、最後にミュージシャン世良公則として関わったってことですね」

――世良さんにとって、カムカムはどんな作品になりましたか?

「周りのミュージシャンがカムカムファンになって、仕事場で会うたびに、何か情報を得ようとカマをかけてくるんですよ。それを振り払うのが大変で。『あれはどうなるの?』『これはこうでしょ?』って聞かれて、『秘密! 秘密!』ってかわさないといけない。4月は東京でも埼玉でもステージがあるんですけど、どの出演者、スタッフからも同じことを聞かれて、それさっきも聞かれたよ!って。それが、僕にとってのカムカムですね(笑)」

 4月6日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」及び4月7日(木)発売の「週刊文春」では、ヒロイン3人の知られざる秘話や、吉右衛門や吉之丞ら赤螺家の男がモテる理由、緊急開催した“ダメンズ選手権”、錠一郎“無職32年”の徹底検証、藤本有紀氏が手掛けた脚本の謎など、「カムカム保存版」と題し、グラビアと合わせて11ページの大特集を掲載。出演者11人をはじめ、監督、スタッフら計20人が実名告白している。

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