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“センターバカ”が芝居に目覚めたきっかけ
「アイドルの本業の歌やダンスは苦手だった川栄が、脚光を浴びたのが『めちゃ×2イケてるッ!』(フジ系)の学力を競う企画。珍解答を繰り出し、“センターバカ”のポジションをゲット。ナポリタンとナポレオンを間違えるなど、天然ぶりで人気を博した」(芸能記者)
そんな川栄が芝居に目覚めたのは、有吉弘行がMCを務め、メンバーや研究生の魅力を見出す『有吉AKB共和国』(TBS系)が切っ掛けだった。なぜバラエティで?
「2011年11月10日放送の回で、川栄さんは俳優の岡本信人さんと体が入れ替わる、『転校生』のパロディドラマをしたのです。そこで有吉さんに演技を褒められたこともあり、芝居への熱に本人曰く『火が付いた』」(事務所関係者)
AKB時代のイメージと違い「もの凄く頭の良い人」
そして3年後に出演した、宮藤官九郎脚本のドラマ『ごめんね青春!』(TBS系)で、共演した同世代の役者たちの情熱を肌で感じ、芝居一本に絞ることを決意する。15年にAKBを卒業すると、その後は女優への道まっしぐら。19年の映画『泣くな赤鬼』では堤真一、柳楽優弥と共にメインキャストの一人に選ばれた。兼重淳監督が語る。
「どうしても彼女が良いとプロデューサーにオファーして貰いました。TVで見ていたAKB時代のイメージと違い、もの凄く頭の良い人。一度説明をすると『はい』とすぐに理解できる」
現場では作品の一員になろうと、努力する姿が印象的だったという。
「炎天下、他のキャストの撮影も延々と見ていた。重要なシーンでは、セッティング段階から代役を断って、ずっとカメラ前に立っていました」(同前)