8日、ついにフィナーレを迎えたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。親子3世代・100年にわたる愛の物語の結末に、視聴者は感動の渦に包まれた。「週刊文春」はこれまで何度もカムカムについて報じてきた。物語が完結した今、読み返したい記事をあらためて公開する。文春でしか読めぬものがある――。(初出:週刊文春  2022年2月24日号 年齢・肩書き等は公開時のまま)

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「朝ドラのヒロインをやりたい!」

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 6度目のオーディションでこの夢をかなえ、『カムカムエヴリバディ』のヒロインとなったのが女優・川栄李奈(27)だ。

念願の朝ドラヒロインで、気合も十分

 川栄は、深津絵里が演じるるいと、オダギリジョー演じる錠一郎の娘・ひなた役。時代劇が好きだが、将来の夢を見つけられないでいる高校3年生を演じる。

「台本を手にした時、自分の名前が最初にあったことに気付き、『嬉しい』と眺めていました」(NHK関係者)

川栄李奈

 念願のヒロインだということで、気合も十分。

「川栄さんは普段は人見知りで、撮影の時以外は控室に引きこもって、仲の良いスタッフたちと話をしていることが多いらしいのですが、今回は共演者の方々とも積極的にコミュニケーションをとっています」(同前)

 朝ドラは『とと姉ちゃん』以来2作目。大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、『青天を衝け』にも出演し、映画にCMにとオファーが絶えない。今やAKB48卒業生の出世頭となった川栄だが、AKB時代は“おバカキャラ”で売っていた。