瓦礫から少年を守る
「多聞、お前は光を探して5年も旅を続けてきたのか……」
しかし、平穏な日々は長くは続かない。2016年4月14日、熊本を大きな揺れが襲う。
釜石での被災体験がある一家は多聞を連れて、避難場所である公民館に向い、そこで一夜を過ごす。
続きは、文春オンラインの連載でお楽しみください。
多聞が熊本まで旅を続ける途中で遭遇したのは、傷つき、悩み、惑う人々でした。家族のために犯罪に手を染めた男、外国人窃盗団のリーダー、男に貢ぐ風俗嬢、死期を悟った老猟師……。
彼ら彼女らは、多聞によって心を洗われ、勇気と愛をもらっていました。その出会いと別れの物語も、連載には収録されております。
なお、連載に大幅加筆をほどこした単行本が6月28日に発売予定です。