“裏”は一般的なメーカーの2倍近いギャラ
「一般的なメーカーのAV作品に比べてギャラが2倍近く高いので、海外に法人やサーバーを置く無修正動画サイトに出演する“表”の女優や風俗嬢が最近増えています。こうした違法動画を楽しむオンラインサロンもある。女優は事務所にバレたらアウトなので、マスクをつけたりして顔を隠していますが……。“表”ではやらないハードな撮影も実際にやっていて、アフターピルを飲んで体調を壊し“表”の仕事がキャンセルになった女優もいるという話はよく聞きますね。
こちらの世界はリアル女子高生もフツーにいますし、いまでもすでに滅茶苦茶な状態。ツイッターで個人撮影した動画を売り、アマゾンギフト券をもらっているような娘もいます。それでも“未成年”ならそういった行為が摘発されても名前も出ませんし、ある意味でやり直しのチャンスがあった。それが今回の成人年齢引き下げを受けて、自分で責任を取るリスクが大きく上がったように思います。今後もこうした“裏”中心の構造が続くとは思うので、その危険性はあると思います」
“表”で危惧される激しい競争
また、“表”の世界でいま危惧されているのは、むしろ職業人気の高まりに伴って起きている厳しい競争の方だという。
有名AV女優がYouTubeで配信するのが当たり前になるなど、業界が“表”に進出した結果、競争は激化。それだけにデビューすれば“薔薇色の未来”が約束されるわけではない。
「私は1度面接で落ちて、2回目でデビューできました。今はコロナ禍で収入が減ったこともあって応募が多いようで、AV業界はまさに椅子取りゲーム状態。私は20代なのに、“アラフィフ”設定の人妻モノの依頼ばかりです。よっぽど可愛くなければ、パンチがないんでしょうね。黒髪じゃないと、オファーもきません。