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《歌舞伎町精神科医》被害女性A子さんの“薬漬け洗脳”が解けた壮絶な理由「街中で下着血まみれ事件」「最愛の妹の死」「死を感じた激しすぎるDV」

《歌舞伎町精神科医》被害女性A子さんの“薬漬け洗脳”が解けた壮絶な理由「街中で下着血まみれ事件」「最愛の妹の死」「死を感じた激しすぎるDV」

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genre : ニュース, 社会

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「今年2月23日に、伊沢先生と横浜に行きました。一緒に新しい家具を見たりして、久しぶりにとても楽しいデートでした。でもその帰り、明治通り沿いの立体駐車場で、伊沢先生から『駐車場の裏にマックのカップのゴミを捨てただろう』『柵を上って取ってこい』と突然言われたんです。『捨ててないよ』『ワンピースにハイヒールで登れるわけないじゃん』と言い返したのですが、服を脱いで裸足になってとってこいって」

 カッとなったA子さんは、その場でワンピースを脱ぎ捨て下着姿になったという。

街中で下着姿に「カミソリで腕を何度も切って血だらけに」

「ブラジャーとパンツになって柵を上ろうとしたら、伊沢先生が逃げたんです。パニックになって『キャー!』と叫びながら、バッグにあったカミソリで左腕を何度も切りつけてしまいました。近くのホテルの従業員女性が駆け付けて『どうしたの』と聞かれたので、戻ってきた伊沢先生を指さして『あの男の人を捕まえてください』と言うと、伊沢先生はまた逃げ出しました。

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 血だらけで裸だったので、ホテルの方がガウンを貸してくださって、救急車に乗せられました。リストカットで腕の神経が切れてしまっていて、それを縫い合わせるために手術が2時間ぐらいかかった。ママが迎えに来てくれました」

A子さんの腕にあるリストカット痕

A子さんの精神状態は限界に

 A子さんの精神状態はもはや限界だった。それは家族の目から見ても明らかだった。A子さんの父親が妻から聞いた当時の様子を述懐した。

「まだパニックを起こしているからなのか、A子は母親から逃げようと、病室から抜け出して、すごい形相で花瓶を抱えて逃げたようです。途中でこけたため母親が追いつき、A子が乗ったタクシーに母親も乗り込んだ。A子が『首を切って死ぬ』とカバンに手を入れたので手を抑えると刃物の感触があったと。運転手がおまわりさんを呼んできてくれて、なんとかA子を取り押さえることができました」

インタビューを受けるA子さん

 その後、病院に戻ってA子さんは眠りについた。目が覚めるとまた伊沢の家に帰ろうとしたのだという。

「A子は『戻る』と言って聞かず、私たちには止めることができませんでした。だから、母親がA子を伊沢の家に送り届けることにしたんです。

 伊沢の自宅にはリビングにベッドが置いてあるそうなのですが、そこでトランスミュージックを聴きながら、ブランデーを飲んでいたと。昼間から、しかもこんなことがあったばかりなのに。伊沢は妻に『お母さんもご一緒にいかがですか』とブランデーを勧め、断ると『じゃあジュースは?』と。伊沢の言動は理解できませんでした」

 そして数日後の2月26日。傷害の逮捕容疑となった事件が起きる。

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