1億円以上を美容整形に投じ、美を追求し続けているタレントのアレンさん。「ツイーチェ(=ツイート)」「苔むす(=笑える)」「ムラ突き上げる(?)」といった独特の言語表現は「アレン様構文」「クリマン語」と呼ばれ、アレンさんのファン=“クリマン”を増やし続けている。
少年院を出たアレンさんが芸能界デビューを果たすまでの歩みを聞いた。(全3回の2回目/#1から読む)
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地元のうどん屋でバイト
――少年院の中で中学を卒業後、高校を退学。芸能界を目指して17歳で上京されたそうですが、どうやって暮らしていたのでしょうか。
アレンさん(以降、アレン) なんとかなるだろうとは思ってたんだけど、上京する前に一度、地元のうどん屋さんでバイトしたわね。
――アレンさんがうどんを茹でていたんですか。
アレン そうよ。でも、勝手に麺茹でてうどんを食ってる姿が監視カメラに映ってたみたいで、数日でクビになったわ。働いたとも言えないレベルだけど、あれは私の唯一の労働人生だったわね。本当に悪いことをしました。
――そのうどん屋以降、バイトはせずに生活できたのですか。
アレン そうね。私ちゃんと働いたことがないの、一回も。
上京にあたって親もお金を出してくれて仕送りももらったりしてたんだけど……でも私、ちょっとかっこよかったのね。
お金持ちとの出会いは偶然に
――存じ上げています。
アレン そうなの、かっこよかったから、いじめられてた劣等感はありながらも、根っこの部分では自分にすっごく自信があったのね。そもそもさ、自分に自信がないと「芸能界行きたい」なんて思わないじゃない。
で、東京に出てきて、どうやって芸能界入ったらいいかもわかんない、どうやってテレビに出るかもわかんない、お金もない、なんか働かなきゃいけないってときに、出会いがあったんです。
――なんだかドラマティックな展開です。
アレン お金持ちの方との出会いがあったの。そのときはお金目当てじゃなくて普通につき合う感じだったんだけど、そこからこういうの(指のジュエリーを指し)を手に入れ出したのね。
それ以降は窮地に陥るようなお金の困り方って一度もしてなくて。理由とかね、ないのよ。「どうやったらお金持ちと出会えるの?」ってよく聞かれるけど、ほんとたまたま偶然出会った人が裕福な方だっただけで。テレビに出られたチャンスも含めて、引き寄せる力が強いんだと思うのね。