1億円以上を美容整形に投じ、美を追求し続けているタレントのアレンさん。「ツイーチェ(=ツイート)」「苔むす(=笑える)」「ムラ突き上げる(?)」といった独特の言語表現は「アレン様構文」「クリマン語」と呼ばれ、アレンさんのファン=“クリマン”を増やし続けている。
そんなアレンさんは、どのようにして「アレン様」になっていったのか。幼少期から話を聞いた。(全3回の1回目/#2に続く)
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存在自体がパワースポット
――アレンさんのYouTube「整形ちゃんねる」にハマり、私も「クリマン」になりました。
アレンさん(以降、アレン) クリマンになるとね、本当に不思議なことが起きるから。アレン様を携帯の待ち受けにしたその途端(両手をバーンと叩く)! 会社から連絡が来て採用が決まったり、突然60万が手に入ったりね。もうすさまじい体験談がいっぱいあるのよ。
――実際にお会いすると本当に神々しいです。
アレン そうでしょう。「会える幻」「歩く神社」と言われております。まあ、存在自体がパワースポットなんでございます。
――唯一無二の存在だと思いますが、「アレン様」になる前は普通の子だったのでしょうか。
アレン いいえ、まったく。
少年時代に感じていた「生きづらさ」
――小さいときから「アレン様」だったということでしょうか。
アレン 変わってたと思いますね。こだわりが強くて、自分が欲しかったローラーシューズを親が買ってくれるまで家出したり、異様に外食好きだったり。
それと体育が苦手で女の子といるほうが楽だったから、そういうのがいじめにつながっていったんだけどね。
――小さいときは生きづらかったですか。
アレン 普通の男の子は青とか黒の筆箱を持ってたけど、私はピンクのキラキラしたのが好きで。自分は周りの目を気にして青の筆箱を持つような子じゃなかったから、余計に生きづらかったんでしょうね。
――同調圧力に屈しない子だったんですね。
アレン ああもうそれ大嫌い! でも現実問題、我を通してたら「おかま」って言われることがすごく多くて。当時はその言葉を聞くだけで傷ついてましたね。今でこそ“多様な社会”とか言ってますけど、少し前まで「おかま=やべえヤツ」で、いじめの対象でしたから。
あと今も嫌なんだけど、学校って2人1組のペアになって何かやらされることが多くなかった?