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ベルトではなく、壁に1つだけ飾っているもの
――IWGPタッグチャンピオンになって、新日本プロレスの"支配"が一歩近づいた感覚はありますか?
オーカーン まだ余は一番ではない。そんなにプロレスも甘くねえ、IWGP世界ヘビー級チャンピオンもいるしな。余の方が弱いとは思わんが、ベルトを持っている奴が一番ってのはプロレスにおいて絶対のルールだ。
――IWGPタッグのベルトはご自宅に飾られているのですか?
オーカーン 自宅じゃなくて王宮、な。ベルトなんか飾るわけねーだろ。余の王宮には何やらメダルやトロフィーが数多くあるのだが、飾ってるものは1つもない。過去の栄光にこだわっても仕方ないし、そんなもの飾るくらいならアニメのポスターを張りたいくらいだ。ただ、今は1つだけ目立つところに飾っているものがある。
――何かのメダルですか?
オーカーン いや、今回のことで渡された感謝状を、壁の一番目立つところに飾っておる。余がいつか道を踏み外しそうになったり、信念を曲げそうになった時も、あれを見れば自分の心を取り戻せそうな気がしてな。辛い時がきても、信念を貫けば誰かが見ていてくれる、そんな気持ちにさせてくれるものなわけだ。帝国民にとってそういう存在に余がなれれば、余はさらに幸せ者じゃ。
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