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沖縄旅行では「4人一緒の部屋で寝たはず」

 続いてヤマモト被告はB子ちゃんが小学校高学年の時に、A子さんら家族と一緒に3泊4日で訪れた沖縄旅行の際に起きた“事件”について証言した。先日行われた第4回公判では、B子ちゃんはこの日に起きた出来事を以下のように証言した。

 ホテル側の計らいで、旅行初日と2日目は部屋が2部屋準備されていたので、ヤマモト被告とA子さん、B子ちゃんと弟がそれぞれ別の部屋に泊まることになった。ヤマモト被告は旅行初日の深夜に部屋を抜け出し、B子ちゃん姉弟が泊まる部屋を訪れ、B子ちゃんにわいせつ行為を行った。

逮捕されるヤマモト被告

 しかし、ヤマモト被告は、そもそも旅行初日は別々の部屋に泊まったわけではなく、4人一緒の部屋で寝たはずだと証言した。

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「1泊目は4人で部屋に泊まり、B子と弟と部屋がわかれたのは2泊目でした。(2人の部屋には)ホテルの人に夕方案内してもらいましたが、それ以外では行ってません。3泊目は4人で広い部屋に泊まりました。この沖縄の旅行のとき、ホテルの代金は現地でA子が現金で支払いました。領収書、明細書はもらってるとは思いますが、私は見ていません」(ヤマモト被告の証言要旨)

大阪府警本部 ©️iStock.com

お風呂はB子が入ったあと時間をずらして私が入った

 最後に、被告弁護人が取り上げたのが、2019年3月、B子ちゃんが小学校高学年だった時に大阪の“別邸”で起きたわいせつ事件だ。B子ちゃんは4回目の公判で、その日の夜、ヤマモト被告から体にローションを塗られ、大人のオモチャを使用されたこと、挿入されそうになり必死に抵抗したことなどを証言したが、ヤマモト被告は、この事件についても否定した。

「仕事終わりにB子家族3人と合流して外で食事をして、そこからB子を連れ帰ってきました。(別宅に到着してから)犬を庭に離して世話をしました。私は一旦家の中に戻って、お風呂の用意をしました。お風呂はB子が入ったあと時間をずらして私が入りました。リビングで私はテレビを見て、B子は私のタブレットでYouTubeを見てました。B子が眠たくなったので私のベッドに寝に行きました。B子が『来て』というので行きました。私もベッドの上に横になって、おやすみとトントンと背中を叩きました。2、3分して、私はリビングに戻って、またテレビを見ていました。ニュースを一通り見て24時くらいまでテレビを見て、それからリビングのコタツで寝ました」(ヤマモト被告の証言要旨)

 弁護人はB子ちゃんが寝ていた部屋のコンセントの位置について言及した。ヤマモト被告の寝室のコンセントは他の電化製品の電源として塞がっており、電動式の大人のオモチャを使うのは困難であった可能性を指摘した。