女子小学生を対象としたアダルトサイトを検索していた
午後からは検察側の被告人質問が行われた。検察は被告人が否認する3つの事件について、午前中に行われたヤマモト被告の証言の矛盾点をついた。困惑するヤマモト被告だったが、被告弁護人から「答えなくていい」と助言を受けると、以後、ヤマモト被告は、検察側の質問に対して「答えません」「記憶にないです」という言葉が続いた。
この日、最も法廷がざわついたのは、検察から次の質問が発せられた時だ。
「あなたのタブレットのYahoo!アプリのインターネットの検索履歴を調べたところ、複数の日にわたって『JSアダルト無料』や『どう見てもJSの少女を羽交い絞めにして電マで連続で中イキさせまくる合法ロリ映像』……他にもいくつかありますが、そういった“JS”つまり“女子小学生”を対象としたアダルトサイトを検索しているようなんですが、これ検索したのはあなたじゃないんですか?」(検察)
「答えません」(ヤマモト被告)
ヤマモト被告は無表情にそう言い放った。
性被害にあったD子さんは「茶番劇としか思えない」
午後3時、5時間にも及んだこの日の被告人質問は終了した。#4でヤマモト被告から性被害にあったと証言したD子さんは、この日の裁判も傍聴していた。公判終了後、D子さんは憤りを込めて、取材班にこう語った。
「(今日のヤマモト被告の証言は)茶番劇としか思えない酷い内容でした。B子ちゃんはとても純粋な子ですし、そもそもヤマモト被告から始めてわいせつ行為を受けたのは、まだ小学校3年生だった時ですよ。小3の子がおじさんの性器を自分から欲したなんて、ありえない。真実を語ってほしいです」
第4回の公判で証言台に立ったA子さんは、最後に「お願いです。裁判長、裁判官、お願いです。娘の痛みを法で裁いてください。お願いします」と訴えていたが、A子さんの悲痛な訴えは、裁判官に届いただろうか。裁判の判決は10月には出る予定だ。
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