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《東金“かかと落とし”死亡事件》「被害者はとにかく金がなく、飲まず食わずで痩せこけていた」関係者を結び付けた「貧困」と「酒」の縁

《東金“かかと落とし”死亡事件》「被害者はとにかく金がなく、飲まず食わずで痩せこけていた」関係者を結び付けた「貧困」と「酒」の縁

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A子さんは「とにかく金がなく、飲まず食わずで痩せこけていた」

 A子さんと飲み仲間だったという男性が話す。

「A子は昨年初めから公園に顔を見せるようになりました。とにかく金がなくて、毎日のように公園で寝転がっていました。飲まず食わずで痩せこけていたので、パンや果物を買ってあげることもありました。

A子さんたちがよく酒を飲んでいたという公園の一角 ©文藝春秋

 そのうち皆から酒をもらうようになり、昼間から酒浸りになっていきました。酔っ払って公園の池に落ちたり、転んでけがをして救急車が来たことも何度かありました。短気で、酔うとカッとなって暴言を吐くこともありました。

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A子さんが酔っぱらって転落した公園の池 ©文藝春秋

 それが原因で、並木容疑者とトラブルになったのかもしれません。昨年夏からは生活保護を受給しはじめ、何とか住まいは手に入れましたが、借金もあったようで生活保護の金は返済に当てていたようです」

 そんなA子さんが並木容疑者と知り合った接点こそが、B子さんだった。並木容疑者の知人が話す。

「3人を結び付けたのは酒と金です。並木容疑者は公園の酒席メンバーではなく、B子と東金駅近くのお互い行きつけだった酒場で知り合い意気投合したようです。その後、B子と飲み仲間だったA子と知り合ったのでしょう。

逮捕された並木正容疑者 FNNプライムオンラインより

 B子は、見た目は普通のおばあさんで、頻繁に並木容疑者の家や公園に出入りしていました。お金にはうるさく、『生活の面倒を見てやる』といってA子の通帳や他の生活保護者のキャッシュカードを預かり、その金で酒を飲んでいました。いきなり見ず知らずの隣人に金を無心することもありました。並木容疑者ももともとは“人夫出し”のような仕事をしていたようですが、今は無職で生活保護を受けていました」