《東金“かかと落とし”死亡事件》「被害者はとにかく金がなく、飲まず食わずで痩せこけていた」関係者を結び付けた「貧困」と「酒」の縁

「酒を飲むと途端に人格が変わる」という共通点

　知人らの証言から見えてくる3人の共通点は、酒を飲むと途端に人格が変わるということだ。

「並木容疑者は、普段はジュースやバナナの差し入れを持ってくるような気さくな人です。背が大きくガタイも良いので、話したことがない人からすれば怖く見えて、酒を飲むとおかしくなることはあったのかもしれません。

　本人が酒を飲んで大声を出して、近隣住民に通報されたこともありますし、昼間にいきなり並木容疑者の携帯から電話がかかってきて、酔っ払ったB子が呂律の回らない様子で何かを叫んできたこともあります。切っても切っても、電話をかけなおしてくるんです。2人とも酒癖が悪いし、B子が家に出入りするのは良くないと思っていましたが、並木容疑者は『フィアンセの母親だから』と説明していて、あまり気にしていない様子でした」（前出・並木容疑者の知人）

　B子さんの知人が続ける。

「B子は素面の時はおとなしいのですが、酒癖がとにかく悪い。酔っ払って急にA子を殴ることもありましたし、若い頃はタクシーの中で急に裸になったりすることもありました。B子は酔うと気が大きくなるタイプなのだと思います。事件前日も並木容疑者とB子がスーパーに酒を買いに行く姿を見ました。その時はまさかこんな事件に発展するとは思いませんでしたが…」

　貧困と酒で結びついた3人に起こった悲劇。並木容疑者はA子さんへの傷害容疑を認めているという。

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