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「宝くじに当たっても、仕事は辞めない方がいいですね」スポーツくじBIGで6億円、高額当選者が語る“その後の人生”

2022/05/19
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れお社長 誰にも言ってないです。経営者だったので、とりあえず税理士さんには報告しましたけど。一瞬、めちゃくちゃビックリされて、その後は淡々と対応してくれました。

 やっぱり、お金が原因で人の関係が崩れたりって、よくあるじゃないですか。ヘタしたら、殺されちゃうかもしれないですし。という理由で、平和に過ごすためにも身近な人には言わないでおこうと思って。

6億円の「使い道」

――当選した6億円を使った、最初の大きな買い物というのは。

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れお社長 自動車の教習所です。25万円くらい。それまでは免許を取りに行く時間もお金も全然なくて、まさに貧乏暇なしみたいな感じでしたからね。

 あとは、家具と家電。テレビは24インチのブラウン管だったので、40インチの液晶に買い替えて。もう、薄くてデカくて驚きましたね(笑)。

 当時の住まいは家賃8万の8畳1Kでしたが、6億円当選後も引っ越さずに、そのままずっと暮らしていました。

――いわゆる豪遊はしなかったと。

れお社長 当選後、ようやく会社の経営がうまく行き始めて。収入はだいぶ増えましたけど、忙しくてなかなかお金を使う暇がなかったんです。

――その後も堅実な生活を続けたんですか?

れお社長 いえ、2012年頃から徐々に「豪遊期」が始まりました。手始めに当時住んでいた8畳1Kを出て、渋谷区のタワマンに越しました。50㎡の1LDKで、家賃が23万でした。

億ション、高級車を次々と購入

――その他には、何にお金を使いましたか。

れお社長 国内外を問わず、旅行する回数が増えましたね。仕事が終わった後、その足で品川駅から新幹線のグリーン車に乗って、大阪に行ったり。泊まるホテルも、5つ星とか4つ星にして。良い空間とかサービスにお金を使うようになりました。 

――大金を手にすると、お付き合いされる方々も変わっていきそうですけども。

れお社長 そうなんです。イケイケな感じの人たちとの付き合いが増えて、“夜のクラブ活動”が盛んになっちゃって。月に何回も六本木の店に行っては、とりあえずシャンパンでイッキみたいな。記憶が無くなるまで飲んでたりしてましたけど、いまになって思えば仕事のストレスが溜まってたんじゃないですかね。ほんと、忙しかったんで。

――そのあたりが豪遊のピーク?

れお社長 一番大きい買い物は、世田谷区の高級住宅街にある、4LDK、100㎡のマンションですね。億超えでしたけど、いずれ売るつもりだったし、買うなら人気エリアの物件にしようと。

――キャッシュで一括購入ですか?