れお社長 いえ、住宅ローンを組みました。現金一括で買うこともできましたけど、手元にお金を残して、その分を運用しようと思って。
マンションを購入した少し後で、車も買いましたね。メルセデス・ベンツのAMG S63クーペ。2400万円くらいしました。それを機に車にハマって、レクサスのLS(約1100万円)を購入し、2台持ちの生活が始まりました。その後はレクサスを手放して、ポルシェの赤いオープンカー718ボクスター(約800万円)、その次はトヨタクラウンRSアドバンス(約750万円)へと1年ごとに乗り換えて。
スポーツくじ当選金の「残高」
――高級車ばかりですね。ちなみに、スポーツくじで当てた6億円はいまどれくらい残っているんですか?
れお社長 実は6億円の当選金から使ったのは自動車学校の教習代やテレビを購入したくらいなんです。スポーツくじ当選で運気が上がったのか(笑)、ほどなくして会社経営も軌道に乗ったので、仕事で稼ぐことができて、最終的には月収数百万円になっていました。だから6億円がほぼ丸々残っていて、そこに会社を売却したお金が乗っかっている感じですかね。
――会社を売却したんですか。
れお社長 時期的には2016年の話になるんですけど。たまたま「会社を売りませんか?」とM&Aの話が来たんです。で、売却が決まって銀行の会議室で手続きをして。その瞬間は、スポーツくじで6億円当てたのとは全然違った興奮がありましたね。アドレナリンが出まくるというか。
――同じ大金でも、スポーツくじで得たお金とは重みが違うんですね。
れお社長 自分が頑張って努力した成果が、最終的にお金になって返ってくる興奮は宝くじやスポーツくじでは得られないですよ。正直、スポーツくじで6億円を当てた瞬間は戸惑いの方が先立ちましたね。「どうしよう」みたいな。あと、なんにも頑張ってないのに大金を手にしてしまった後ろめたさみたいなのも少々ありました。
株なんかもそうですよね。コロナ前になんとなくテスラの株を買っていたら、10倍になったとかあるじゃないですか。それと同じような感覚ですかね。
――YouTubeで「汗水たらして稼いだお金にはしっかり税金がかかるのに、宝くじは非課税」と仰っていましたが、そのあたりにも繋がりますね。
れお社長 そうですね。会社を売却した年の年収は約3億円でしたけど、税金で何千万円も持って行かれて。一方、「濡れ手で粟」状態のスポーツくじの当選金は非課税なわけです。Twitterで「働いたら負け」なんて冗談でつぶやく人がいますけど、その通りだなあ、と。