鳥居 なんで私だったのかはNHKの人に聞かないとわからないけど(笑)。やっぱり日常において生きづらさを感じてそうだなと思ったのか。それか、なんか自由にやってそうだなと思われたんですかね。NHKに聞いてみてください。
――実はもう聞いてまして。1週間を目処に回答してくださるそうです。
鳥居 えっ、そうなの? そんなに寝かせるの? そんなに考えなきゃ出せないの? だってオファーした時の理由なんて「過去」じゃないですか。もしかしてこれから作るんじゃない? それっぽい理由。
――(笑)。
鳥居 始まりますよ、ここから……。どういう風に言ったらいいだろうという。だからすごくきれいごとが載るはずです(笑)。
NHK番組担当者のコメント:
「番組のメインは発達が気になる子たちへの取材を元にしたドラマです。ただ『発達が気になる』といっても、その特性は千差万別。そのため、幅広く演じ分ける力が重要でした。
さらに、真面目な番組だからこそ笑いの力も欲しかったですし、10分の番組なので一瞬で子どもの心をつかむ瞬発力も欲しい。そんなワガママを全部かなえてくれる人は誰だろう?と考えた時に思い浮かんだのが、様々な分野で活躍される鳥居みゆきさんでした」
以前、子ども番組に出演した際の“反響”
――オファーがきた時はどういうお気持ちでしたか。
鳥居 以前から子ども番組に出たくて、YouTubeを始めたのも、子ども番組みたいにマスコットと一緒にしゃべるのをやりたいからだったんです。でも、『でこぼこポン!』が決まってもうYouTubeはいいや、って感じになってます(笑)。
――なぜ子ども番組に出たかったんですか。
鳥居 私が一番最初に受けたオーディションが、子ども番組のお姉さん役なんですよ。ほんと初めてのオーディションで、何をどうすればいいかもわからず、当然落ちまして。もっとオーバーリアクションすれば、もっと声を大きくすればとか、すごい後悔が残ってるんですよ。だからNHKにまた戻ってきたいなと思っていたんです。絶対に子ども番組をやりたいと。
あと甥っ子が生まれたのもありますね。甥っ子が超かわいいので(笑)。他局で『ミラクルちゅーんず!』という子ども番組をやらせていただいた時は、毒毒団という、悪者側だったんですね。『ミラクルちゅーんず!』でイベントやった時も、私が登場した途端子ども達から「帰れー!」。
――あぁ……子どもはそのキャラクターのまま受け取っちゃうから。
鳥居 そう。仕事としては、ちゃんと悪者側になりきれたんだな、と自分では評価したんですけど。でも甥っ子孝行はまだできてないと思ったんですよ。