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【追悼】「有吉や竜兵会のメンバー…本当に近い人はすぐにコメントなんか出せない」モト冬樹が心配する“上島さんを愛する人々”と“お蔵入りになった新番組”

【追悼】「有吉や竜兵会のメンバー…本当に近い人はすぐにコメントなんか出せない」モト冬樹が心配する“上島さんを愛する人々”と“お蔵入りになった新番組”

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 上島さんが新MCとして出演するはずだった番組の収録は既に済んでおり、大久保も収録に参加していた。番組関係者が語る。

上島さんが新たに挑戦していた“イジられMC”

「上島さんは、5月11日18時からスタートする予定だったレギュラー番組『おねうちマスカット』(AbemaTV)に出演が決まっていました。初回放送の収録は4月13日に都内スタジオで約2時間ほど行われ、大久保さんの他にもおぎやはぎの小木さん、矢作さん、そして恵比寿マスカッツのメンバーたち20人らが参加していました」

 上島さんがMCとはいえ、上島さんはいつものように“イジられ役”だったという。

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上島竜兵さん ©文藝春秋 写真/宮崎慎之輔

「出演者みんなにイジられていて、収録は和やかにおこなわれました。いつもより元気がないようにも感じたので、少し心配はしていました。ただ、上島さんはMCへの挑戦を『新しいことをやっていきたい』と楽しみにされていたので、意気込みゆえのことだろうかと深く考えることはありませんでした」

 この日、収録された番組はいまだ放送されていない。放送予定日の未明に、上島さんが亡くなったからだ。

「上島さんの訃報を受けて、当日の番組は急遽、別の番組に差し替えられました。5月末には、都内で開催される恵比寿マスカッツのコンサートにもダチョウ倶楽部としてゲスト出演する予定だったのですが……」

 AbemaTVに事実確認を行うと、文書でこのように回答した。

《この度は上島竜兵さんのご逝去の報に接し、謹んでお悔やみを申し上げます。上島さんがご出演予定の『おねうちマスカット』は、すでに収録が済んでおりますが、番組放送につきましては、現在検討中となります》

熱湯風呂芸を披露するダチョウ倶楽部

 コロナ禍や、年々厳しくなるテレビ局のコンプライアンス……。上島さんは従前の芸をするのが難しくなってきたなかで、“イジられMC”という新たなジャンルを模索していたのかもしれない。

 ものまね番組や故・志村けんさんの誕生日会で顔を合わせるなど、長年上島さんと親交のあったタレントのモト冬樹(71)も、落胆した様子で上島さんを偲んだ。

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