「何があったかわからないからね、何も言えないけどさ。ずっとみんなを笑わせてくれた人だから、ギャップがあり過ぎるよな。コロナでまったく仕事ができなくなって、気持ちの拠り所をどこに持っていくのかは非常に難しいんだけど、でも竜ちゃんなんかあれだけまわりに大事な人たちがいて、なんで誰かに何か言えなかったのかなって」
モト冬樹が上島さんの周囲に思いを馳せる理由は、上島さんが周りからあまりに愛されていたからに他ならない。
「1人になった時、自分の世界に入っちゃう」
「竜ちゃんって、すごい人に気を遣うんです。偉そうなところはまったくなくて、みんなに好かれていました。竜ちゃんは肥後ちゃんとすごく仲がよくて、竜ちゃんのマネージャーさんも20年も一緒にやっていた人だから、すごく心配だよね。有吉や竜兵会のメンバーもしばらくコメントを出してなかったじゃない。本当に近い人はすぐにコメントなんか出せないよ。なんでみんなから愛された人がこんなことになるのかなって。
でも、酔っ払っている時はワイワイしていたけど、ふと1人になった時にはなんか独特の自分の世界に入っちゃうことはあった。竜ちゃんはきっと、飲んだり、仲間といることで心のバランスを取っていたんだろうね。それがコロナでだんだん難しくなってしまったのかもしれない。
でも、ああいう亡くなり方をすると、周りの人も後悔しか残らない。追い詰められて自分のことだけになっちゃうんだろうけど、最後にもう一度、愛してくれた奥さんやみんなのことも考えてほしかった。
本当に、ごめん、言葉が見つからない……」
モト冬樹は「竜ちゃんはお笑い界でも貴重な存在だからさ。あんな人はもう出てこないよ」とその早すぎる死を悼んだ。
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【厚生労働省のサイトで紹介している主な悩み相談窓口】
▼いのちの電話 0570-783-556（午前10時～午後10時）、0120-783-556（午後4時～同9時、毎月10日は午前8時～翌日午前9時）
▼こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556（対応の曜日・時間は都道府県により異なる）
▼よりそいホットライン 0120-279-338（24時間対応） 岩手、宮城、福島各県からは0120-279-226（24時間対応）
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