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《外苑は、明治天皇と昭憲皇太后の遺徳をしのぶため、国民からの寄付、献木、勤労奉仕という民間の力で整備されたことなどを踏まえ、神社界には「創建時の趣旨とは違う形で変貌する」と再開発に否定的な声もある。》
こういう歴史と伝統を大切にするのって、保守派を自認する方こそ声を上げるべきだと思う。森喜朗をはじめ、保守派の人たちは一体何をしているの?
“東京五輪の影”を感じてしまう
明治神宮外苑の再開発は、東京五輪がどうしてもセットに見えてくる。そして私の頭の中には、こんな見立てが浮かぶのである。
東京五輪招致(新国立競技場の建設)は外苑地区再開発の“アリバイ”として使われたのではないか?
五輪招致の「真の目的」とは何だったのか。「樹木約1000本を伐採」のニュースを見て、あらためて疑問に思った。
では、東京都はどう対応すべきか。次の見出しが、全てではないだろうか。
『「先見の明ある先人の財産 残すのが賢明な街づくり」 外苑伐採 都民から再考求める声次々 都が「意見を聴く会」』(東京新聞・4月16日)
ほんとうに「保守派」は何をしているの?