「アッコにおまかせ!」の代役出演にめちゃくちゃ緊張
――アッコさんのものまねはご本人にも認められましたよね。
シャチホコ 初対面はドッキリでしたからね。気配ゼロのドッキリだったので、めちゃくちゃ緊張しましたけど、本当に嬉しかったです。泣いちゃいました(笑)。アッコさんがInstagramにツーショット写真をアップしてくれたことで、いろんなところからオファーをいただきました。
――ご本人に認めてもらえることで仕事の幅が広がったと。
シャチホコ そうですね。特にコロナ禍で代役をいただいたケースはたくさんありました。JPさんも松本人志さんにTwitterで代役を頼まれたり、僕自身も「アッコにおまかせ!」の代役をやらせてもらえたり。
――「アッコにおまかせ!」の代役出演は緊張しましたか。
シャチホコ 長年続いている歴史のある番組なので、めちゃくちゃ緊張しました。司会経験はないですし、自分の番組を持ったことすらなかったので、生放送でMCなんてできるのかと。
アッコさんのイメージを崩すわけにもいかないし、芸人としての喋りもしなければいけなくて、本当に難しかったです。その日に限ってニュースの内容も重くて。でも、勝俣州和さんの存在が大きかったですね。全てにおいて前のめりでツッコミを入れてくださったので。
モノマネ芸人の結束力のすごさ
コロナ禍、営業が激減してものまね芸人は本当に苦しんだんです。最初の頃は終わったと思いました。劇場も閉まったし、営業も全くなかったので。親から電話で「シャチホコもここまでか……」って言われましたから(笑)。
でも、こういう風に代役の流れができたことで新しい道が切り開かれたように思います。その流れを作ってくださったJPさんに感謝ですね。
――たしかにJPさんの「ワイドなショー」から代役モノマネが増えましたよね。
シャチホコ ものまね芸人の良いところは、誰か一人が売れるとその流れにみんなで乗っかれる所なんですよね。だから団結力がすごいというか。同期が売れても、嫉妬は一切なくて。逆に仕事が増えるのでみんなで良い思いができるんです。
自分の持っているものまねとあの人のものまねをぶつけたら面白いんじゃないかとか、こういうコラボ動画を撮ったらバズるんじゃないかとか。コロナ禍に改めてモノマネ芸人の結束力のすごさを感じました。
――最後にこれからの目標を教えてください。
シャチホコ アッコさんの代役として、生放送に出させてもらったり、「千鳥の鬼レンチャン」ではものまねを披露させてもらったり、いろんな経験をさせていただいたので、今後も新しいことに挑戦しつつ、ものまね界全体が盛り上がるように頑張っていきたいと思っています。そしてこの先何十年もみはるさんと笑いながら明るい家庭を築いていきたいです。みなさま、ぜひYouTube見に来てください〜!
写真=山元茂樹/文藝春秋
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